2007年9月11日火曜日

サイトウキネン2007最終日




今年もまたサイトウキネンフェスティバルに来ることができた、それも2回。
一つはチャイコフスキーのオペラ「スペードの女王」で、サスペンスに富んだストーリーを、分かりやすい演出とつややかなオーケストラを楽しんだ。
今回の2回目は、フェスティバル最終日で、ラベルの小曲と現代音楽が二曲が前半。
現代音楽の方は作曲家も聴衆の中に交じっていて、終わってから小澤征爾さんの紹介で聴衆の大喝采を受けていた。
後半の最終日締めくくりはベルリオーズの「幻想交響曲」
この豪華絢爛雄大な最終楽章が終わった瞬間、拍手は炸裂した。
勢いが全く衰えない長い拍手の中、楽団員は引き上げ出したが、最後の1人が消える所で拍手は更に大きくなり、ちっとも収まらない。
小澤征爾さんと団員が再び檀上に出て来た。
女性のスタッフ数名が出て来て、団員全員に一輪づつ長野の花をプレゼント。
団員はお互いあちこちで握手したり肩をたたいたりと挨拶。
世界に散らばっている斉藤先生の教え子達が、年に一回集まってのこの大イベントを、楽しみながら、感動ともに終わった満足感、達成感を、聴衆とともに味わっている。
小澤征爾さんがプレゼントされた花を観客席に放り投げた。
わーーという歓声、他の楽団員も投げ始めた。
聴衆総立ち、飛び上がり、手を振り、まるでロックコンサートのようなスタンディングオベーション。
これを品の良いサイトウキネンファンがやっている。
終わったばかりの幻想交響曲第4楽章のようだ。
サイトウキネンオーケストラの皆さんは、再び世界に散り、それぞれの活躍の場に戻って行く。
また来年会いましょう。

0 件のコメント: