2007年4月26日木曜日

ちびキンキと魚資源


朝食に、これまた小さなキンキが、ちび鯵の開きと一緒に出てきた。
漁でかかってきてしまったんだろう。
釣りだったらすぐに放して大きくなるのを待つところだ。

魚資源の保護をどうするか、世界的な問題になっている。
漁港併設の卸売市場などでは、こういったサイズが小さい、外道などがたくさん出てくる。
長崎県の松浦漁港では、小型で売り物にならない鯖が大漁に冷凍されている。
これは以前は養殖の餌に持って行けたが、最近養殖の餌は配合飼料になってきているそうで、売り先も無いという。冷蔵庫の費用かさむばかり。そこに中国に食糧として奥地の市場に販売する活動が行なわれ始めていると聞いている。
こういった魚、捕れたばかりのは鮮度も良いし、おいしい。
以前、淡路島に毎月行っていた時、小さな居酒屋に行くと、地元で揚がった魚が色々あった。行く都度、イカだのタコだの鯛だの太刀魚だの、いつも違う。
聞いてみると、浜から揚がった魚を適当に持って来るという。
夏、淡路島では、京都向けの鱧で忙しい。かなりの量を出荷している。
しかし、小型の鱧も結構出てくる。
それが地元の居酒屋で、実に安く出されている。余りだからだ。
これが、実においしい。
ある時3人分食べてしまった。3匹分だ。
やはり淡路島でイタリアンレストランに行った。淡路島とイタリアンなど全く信じられない組み合わせだ。「おいしい」というので行ったら、「イワシのスパゲティ」があったので、なんだこれはと思いつつ頼んだら、素晴らしい。イワシがおいしい。どうしてこのイワシこんなにおいしいのかと聞いたら「下の浜から今朝持ってきた」のだそうだ。
こんなサイズ外、小魚を、適当に混ぜて、一箱10キロ程度に氷詰めにして、全国の居酒屋に送ったらどうだろうか?
会員制にして、レシピもつけて、毎日鮮度最高の魚色々が店に着く。
「今日の魚」として、毎日違う魚のつまみが楽しめる。
魚資源を大切に扱う活動。
農水省、水産庁、居酒屋個店、居酒屋チェーン、いや、レストランでもどこでも送れる。産地はたくさんある。関係者まとめた大プロジェクト。
毎日違う産地から着くようにすることも出来る。月曜山形、火曜は青森、水曜島根、木曜広島、金曜三重、なんてことが出来る。
パッケージ、システム、価格設定、調査マーケティング、キャンペーン、楽しそうな仕事だらけ。
こんなプロジェクト、どなたかやりませんか?
アイデア色々温めてます。

ちびキンキ、ちびなのに、キンキだ。おいしかった。

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