2007年4月23日月曜日

築地の寿司盛り



築地市場の衛生管理と移転問題で、魚河岸で打ち合わせをしていたら「今日は女性事務員が帰ってしまったので、水かジュースかどちらが良いか」と聞かれた。時間は午後4時。
私はこの時間になったら、アフター5のビールをおいしく飲む為、水分はいっさいとりません、と言ったら、何やらわずかに琥珀色の透明な液体を三分目位まで入れたグラスを持ってきた。
「これ、美味しい酒なんですよ」
私は日本酒の前にビールを飲みたかったので、しばらくそのままにしていたら「まず一口飲んでください」という。私が飲まないので、ほかの人が飲めないからだという。ああそれはすみませんでしたと一口飲んだら、これが辛口で、まるでシャルドネのようだ。これはおいしい。
一舐めが一口になり、話ながらグビッとなり、2杯目になってしまった。
3杯目も無くなってしまった。おいしいのでもう一杯と思ったら、まだたくさん入っている一升瓶が下げられてしまった。もう一杯飲みたいなーと言ったら、そうでは無く、これから積極的に場所を変えようと、近くの寿司屋に移動。
早速目に付いたのが「活きアナゴの薄造り」
皮付きの鯛と一緒に河豚の薄造りのように盛りつけされて出て来たら、このアナゴ、一緒の鯛よりもおいしい。さすが江戸だね。
ビール、焼酎とどんどん行って、握りを適当にと言って出て来たら、この美しさ。
コハダと鯵が二列にキラキラと銀色に輝いて並んでいる。
鮮やかで透明なマグロの赤身と河童巻きが交互におかれ、真っ白な舎利が半分透き通っている。
きれいだなー、芸術だなー!!
こんな盛りつけ考えられない、初めてだ、さすが築地の寿司屋、盛りつけが江戸っ子。

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