2012年2月9日木曜日

妖怪列車





空港が近づいたのになかなか雲の下に降りない。
アナウンスがあり、滑走路を除雪中であと30分かかるという。
引き返すよりもよっぽど有難い。
この空港の愛称は米子鬼太郎空港。
妖怪の空港だな。

米子と鳥取の間にある倉吉市でのセミナーで、車で送ってくれる予定が大雪で特急「松風」になった。車で1時間半、特急なら30分。特急の方がいいな。
この特急は松本清張の「砂の器」に出て来る。

1泊した帰り、米子駅から空港まで列車もあるので乗ってみることにした。
米子駅の0番線に行ったら、鬼太郎の列車。
ワンマンカーの2両編成。
前の方は鬼太郎のお父さん「目玉親父」の列車。
座席、天井、トイレの壁、どこも妖怪の漫画だらけ。
駅の名前も妖怪愛称名がついていて、傘化け駅、あずきあらい駅、そでひき小僧駅。
米子空港駅の妖怪名は「べとべとさん駅」
途中の駅でおばあさんが乗り遅れたので、走り出した列車を女性の運転手が停め、ドアを開け「どちらへ?」
反対方向だったが、親切な対応。バスと同じだな。

のんびりゆっくり各駅停車で、所要時間30分ちょっと。
福岡空港から博多駅までの地下鉄料金は250円で安いが、ここは230円。
日本の全ての空港アクセスで、1番安いかもしれない。
終点は観光施設や工場がある境港なので、結構乗客は多い。
しかし、空港駅で降りたのは私を含めて3人。
あとの2人は荷物を持っていないので、空港関係者のようだ。
米子空港のアクセスはバスが当たり前のようだが、こんな面白い列車、空港行くのにもっと利用してもいいのに。
妖怪列車、活躍中。

ところで、水木しげるさんの妖怪の中に、高知は中村の「茶袋」は居るのかな?

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