2007年12月6日木曜日

野尻湖の霧下蕎麦




霧の下で保護され育ったた蕎麦は高品質になる。
米沢の高畠あたりは、山に囲まれた盆地で、こういった所も霧下になるので、米、蕎麦、ラフランスやサクランボなどのフルーツなどが高品質になる。
野尻湖の駅は黒姫だが、この信州本線の高度が霧の境目になる。線路の下が霧下になるわけだ。
新蕎麦は10月末頃出て来るので、毎年この時季になると野尻湖のおばあちゃんの所に行く。

おばあちゃんは今年97歳で蕎麦打ち80年!
昭和30年代だかに野尻湖に来られた美智子妃殿下に蕎麦打ちを披露したこともある。
元気いっぱいで、家の周りの作物を自分で収穫し、料理する。
天ぷらなんかもう天下一品。
小さな台所でパリパリの天ぷらを揚げてしまう。
そして、野尻湖の霧下新蕎麦を打つのがこの時季なのだ。

野尻湖は数日前、異例に早く降った大雪がいったん融け、日本晴れのいい天気。
野尻湖畔の家に着いたら、80年だか動き続けている柱時計がボーンボーンと2回鳴った。
近所の方から、柿やらラフランスがたっぷり届けられている。
ラフランスなんか、実に懐かしい竹のしょい籠にぎっしり。
蕎麦粉も袋いっぱい。
ここには、最高品質の地産食材がたくさん集まってくる。
オーガニックが当たり前、鮮度抜群、素朴な調理、空気のおいしさ天国なみ、水清く土いっぱい。
おばあちゃん元気なわけだよ。

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