2007年2月12日月曜日

香箱蟹


石川県の西の端、交差点の先10メートルのところに「ようこそ福井県へ」と表示のあるところを行かずに右折、福井県に行きそびれてしまった。
お土産用の菓子メーカーの新工場視察、の前に昼食で、加賀料理「かが ばん亭」へ。
http://blog.bantei.co.jp/
ここの裏に「鴨池」があり、冬期だけ網で狩猟が許可されている。
そういえばここに来る間、鴨があちこち飛んでいた。あれだな。
冬場は更に蟹料理だが、ここの蟹はちょっと変わっていて「香箱蟹」
女性のこぶしぐらいの大きさで、身をきれいに外し、甲羅に盛り付けて持ってきてくれる。

甲羅の上に、山のように足の肉が盛り上がっている。
その下に卵がたっぷり見えている。雌の蟹だ。
小柄の肉がとても上品。加賀に来ると蟹も優雅なのかな。
足と卵を食べたら、下には、たっぷりの味噌がある。
上品な蟹味噌を、ガリガリと下品に箸でほじくり出した。
蟹を食べている時は静かなものだが、この蟹はそのまま箸でつまめるので、がやがやと楽しく食べられる。

鴨が来た。
大きな切り身と太い葱が2個ずつ串焼き。
ゆっくり噛むと、鴨の風味が口いっぱいに広がる。
滋賀の長浜で鴨を食べた時、琵琶湖の周りの鴨だけでは足りないので、石川や新潟から本鴨を持ってくると言っていたが、ここら辺りからも行くのかもしれない。長浜と同じ素晴らしい鴨だ。

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