2009年7月30日木曜日

TKG






大分で夕方セミナーが終わってから、翌昼に松江に着くためにはどうしたらいいかとジャーニー根性わくわくと探したら、大分から小倉、新幹線で新山口、一泊してから特急「スーパーおき」で、津和野から日本海側に出て、浜田など魚があがる港を眺めながら3時半ほど乗れば松江に着けるとわかった。

いざ楽しみにしていた旅が近づいてきたら、この地域連日の豪雨で、大きな事故もあり、列車運行はズタズタの状態。どうなるかと大分から新山口駅前の「山口グランドホテル」に着いた。
初めて泊まる街なのでいつものように「このあたりでおいしい店は?」とホテルフロントのおねえさんに聞いたら「この下がおいしいですよ」という。
ホテルのレストランなんて高いだけでいい店なんてあるわけ無いと「え〜?」と言ったらお姉さん「はい、本当です、地元の皆さん集まってきます」

生ビール一杯サービス券もついているので、まあちょっと行って見ようかと、居酒屋の方に入ってしばらくしたら「5人入れますか?」「予約していた6名です」「3人」と、ぞろぞろぞろぞろどんどん地元グループが入ってくる。なるほど本当だ。
メニューも面白く、価格も安く、サービスもフレンドリーで素早く親切。
なるほど、流行っている理由がわかる。
こんなホテルもあるんだ。
チェーン店かと聞いたらそうではなく、このホテルの地下、居酒屋、和食料理、中華、バー(もかな?)を全部やっているという。

鱧、フグ一夜干し、地元鯛の刺身、黒豆枝豆、手羽先塩焼き、砂肝焼きと、着々と食べ、酒は焼酎から季節外れのひれ酒まで行き、そろそろ仕上げとメニューを見たら「当店名物TKG」とある。
なんだ? とよく見たら、生卵かけ御飯(Tamago Kake Gohann)だった。
食品衛生をやっている人なら、ホテルの店でなんというメニューを出すんだ!と、怒鳴りそうだが、しかし「こだわり」卵のようで、これは食べなくっちゃ。

盛り込んである熱い御飯の真ん中を少し箸でへこまし、そこに生卵をとろりとのせ、醤油をたらり。
箸でごく軽くかき混ぜ、茶碗を持って口に近づけ、箸で一口分かきこむ。
ああ、これこれ、子供の頃よく食べた味そのまま。
あの頃の円く小さいちゃぶ台が瞼の奥に出て来た。
そう言えばうちの親父はちゃぶ台返しはやらなかったようだな。

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