2007年11月27日火曜日

モクズガニ




モクズガニ(藻屑蟹)は、上海蟹で有名だ。
しかし上海蟹は型が小さく、食べるのが大変。
楊枝でほじくるようにして細かい所まで食べ尽くすのが礼儀だそうだが、価格も高く、それならばワタリガニの方がよっぽど食べやすいし価格も安い。
盛岡の山の方でこのモクズガニが捕れたら電話が居酒屋に来るようになっていて、それがすぐに大好物の客に転送されるシステムが出来ている所があった。
運良くこれに出会って行ったら、小型の毛ガニぐらいあるモクズガニが店に待っていた。
こんなに大きいモクズガニがあるなんて、びっくりしたー。
またある時、ラオスから直送されてきたモクズガニに出会ったこともあった。
大きなモクズガニは、濃厚なミソがたっぷり入っていて、蟹味噌の王様といった所だ。

唐津でこれにまた出会った。
山の清水を使い、店の前にたくさん半養殖されている。
小さめのこぶし大ぐらいの茹で立てがたくさん、大皿に山盛り。
殻を外したら期待通り味噌がたっぷり。
べろっとミソを舐め尽くす。
足も太く、身が詰まっている。
そして、ここの名物酒「太閤」
名に恥じず、どかっと太った徳利に堂々と入っている。
モクズガニと「太閤」、合うねー。

散々飲み食べした仕上げは「モクズガニ飯」
さらにデザートは、芸術品のように完熟し、透明になった柿。
これだけ熟すと、柿の蜜だ。
秋真っ盛り。

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