2015年5月7日木曜日

隠れキリシタンの地

レンタカーで福江島一周。
結構大きな島で6時間借りた。
ちょっとした小さな部落にも鯉のぼりがたくさん。
小学校帰りの女の子が横断歩道を渡ろうとしていて3台の車が停止。渡り終わったらこの子一台一台に丁寧にお辞儀。
子供達が大切にされ、素直に育っているのがわかる。
大きくなって都会に行ってひねくれなければいいな……

きれいな海を横目で見ながら、さわやかな風の中を気持よく走っていたら、うさぎがぼーっと車道縁に。近づいても逃げない。
 小さな教会マークの看板があって細道を2キロ近く入って行ったら、隠れキリシタン時代の名残り、祈祷場所と墓がある。歴史を感じるな。
 井持浦教会にはルルドの水を入れたという井戸がある。
遣唐使後半のルートではこの島の北側で風待ちをして、着けるかどうかわからない西の大陸に向かったという。
「辞本崖」日本を辞す最後の断崖に、空海の像が唐の方面を向いてじっと立っている。
海岸沿いに西に2キロほど行くと、やはり隠れキリシタン時代からのカトリック教徒の墓が数十。中に長崎被爆者の墓も交じる。
どこに行っても人は殆ど居ないのに多くの墓に生花が盛られている、いつ来ているのだろうか。
あちこちで歴史を偲んで佇んだ、一周5時間の旅だった。

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