2012年6月11日月曜日

稚鮎






子供というのは人も動物もかわいいものだが、稚鮎は小さくても獰猛な顔をして一人前だ。
鮎は養殖と天然でもずいぶん違う。
養殖は顔が優しくデブ、天然は顔がきつく、スリム。
のんびり育っているのと、縄張り争いで生きている違いか。
人間と一緒だな。

稚鮎を頭から齧ると初夏の味が広がる。
煮物に見事な空豆。
季節感たっぷり。

仕上げは鯛茶漬けだが、鯛よりも御飯が主役だ。
人数分を土鍋で炊いて、そのままドンと出て来た。
御飯の一粒一粒がピカピカ。

まきむら

0 件のコメント: