2008年1月9日水曜日

熊野シリーズ7:生卵かけ御飯




翌朝、朝風呂入って出て来た朝食も、山のものがいっぱい。その中に赤玉の小さめのたくましそうな卵がある。
全国的に生卵は「インエッグ」と言って、確率は低いが卵の中にサルモネラエンティリティディス、という、名前だけはエレガントな食中毒菌が入っているようになったので、保健所からホテルや旅館で出すことは禁止されている。
しかしこの山中ではまだ関係ないようだ。

カチンと割ろうとしたら割れない。
何だ、ゆで卵なのかなと、力を入れてぶつけたら、やっぱり生卵だった。
殻が硬くて、簡単に割れなかったんだ。
こういう頑丈な卵は久しぶりだ。これなら大丈夫。
久しぶりの生卵かけ御飯。
生卵に醤油を入れ、軽くかき混ぜ、熱いごはんをよそい、真ん中にちょっと凹みを入れ、生卵を半分どろり。軽くかき回して茶わんを持ってがぶがぶかき込む。
あっという間に一杯無くなり、残った半分の生卵でもう一杯。
子供の頃、これにバターを入れるともっとおいしくなるので、たっぷり入れたらしかられたことを思い出した。
自家製だろう、椎茸と山菜の佃煮は、さっぱりと出来ていて、これも御飯に乗せて食べたら最高。

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