2011年5月17日火曜日

東北に夏が来た





山形新幹線は臨時ダイヤで、東京米沢間は30分ばかり余計にかかる。
やっとつながってよかった。
福島からの峠の途中、古い廃屋があり、よく建っているななといつも見ていたが、今度の地震でつぶれていた。
2月から毎月入れ替わり山菜が出て来ていたが、5月は最も揃い、そして終わり夏になる。

「志乃」で今年も山菜を食べる会が開かれ、5名の参加。
シドケ、ドホナ、ゼンマイと、続々出て来る中に、筍の煮物も混じっている。
こういう煮物にも米沢では牛肉を使う。

地元の人にとって、山菜は「そこら辺にある」もので、わざわざ東京から金をかけてくる気が分からないだろうが、こっちとしてはこの素朴な味を食べるには来るしかない。

たっぷり山菜いろいろ楽しんだあと「では、牛肉をちょっと」
出て来たのは米澤佐藤畜産A5の最高峰。
炭火コンロには、均一に焼くためわざわざ湾曲させた網が乗っている。
さっと、ミディアムレアが美味いな。
一緒に出て来たのは甘味たっぷりの新キャベツ。
「ママ、キャベツお代わり!!」

ぴかっと光ったと同時に停電。
一瞬あとからバリバリとすごい音。
夏の雷だ。
今度はバラバラバラと、雹のように強い雨。
停電回復。
米沢に夏が来た。

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