2013年5月22日水曜日

鯛茶漬けをお焦げ御飯で

 新鮮な鯛の刺身が、ごまだれの上に乗っている。
ワサビを切り身につけて、タレに半分ほど浸けて食べる。
焼酎でやり、御飯はまだ。
半分ほど食べ、もっとこのまま食べたいな、と思いつつ、そうすると無くなってしまうから、未練を残しながら「それでは、御飯下さい」
御飯は白いのと、底にこびり付いたお焦げの両方。
両方食べたいが、それにしては鯛が少なくなってしまっている。

それなら、いつもは白い御飯なので、今日はお焦げにしてみよう。
女将さんが土鍋の底にしゃもじを突っ込んでガリガリやり出した。
取り出したお焦げに、たっぷりタレに浸した鯛を乗せ、熱いかつおだしをジャバジャバとかける。
タレは、白い御飯だと染み込むが、お焦げだと表面に乗っかる。
鯛はトロリ、タレは甘く舌に絡まり、お焦げはパリパリと口の中で音を出す。
これは新しい感覚の鯛茶漬けだな。

0 件のコメント: