2012年8月1日水曜日

1208ヘルシンキ03:船旅を続ける家族か






ヘルシンキの港は、大型客船が何隻も係留されているけど、その中に、かっこいい、小型の帆船があった。
船の隅々まで、ピカピカに研かれていて、
雑巾とか、段ボールとか、ゴミ袋とか、空き瓶空き缶など、美しさの邪魔になるのなんか、ただの一かけらも無くて、
操舵前の部屋のテーブルには、生け花まで飾ってあるんだから!
このヨットのオーナー、良い人生送ってきたんだ!
どんなオーナーなのか見てみたいな。しかし誰も居ない。
すっかり感心してしばらく見ていると、回りにもため息をつきながら写真を撮っている人がたくさん。
その隣には巨大な帆船。
ヘルシンキは帆船の街でもあるな。

2日後、港に行ったらまだ係留していたので近寄ったら、この船のオーナーがいた。
40代前半と思われる夫婦と、小学校から中学ぐらいまでの子供4人。男の子と女の子2人ずつ。うまくやったな!! いや、つくったな。
子供達は船の上を飛び回って遊んでいる。
帆げたに乗ったり、舳先に出て行ったり。
船旅を続ける家族か。
魅力的な家族だな。
どういういきさつでこういう生活ができるようになったのか。
こういう子供達は、どういう大人になるのか、楽しみだな。

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