2011年12月29日木曜日

冬眠

冬眠に入ります

  冬眠に

    とうみん……

      とう……

        と……

          ZZZZZzzzzz……

2011年12月26日月曜日

1112ウイーン15:豚バラブロックのランチ


ナブッコ終わってアパート帰ったら10時半。
シャワー浴びて、ユリウスで買ってきたポークチャップをつまみながらワインをグズグズ。
あの素晴らしい演奏とどうしようもない演出のアンバランスはあ〜だこ〜だとブツブツ言いながら、寝たのは1時過ぎ。

起きたら既に昼近くなので、またThe Ringへ。
ディナー、朝食、そして今日はランチで、これで三連覇。
スペシャルランチセットがある。
豚肉と魚のチョイス。
シェフのサービスがこの店では一品出て来るが、今日は小さなハンバーグにアボガドソース。
板の上にお洒落な盛り付け。
クリームスープの芳醇な風味とトッピングの華麗さにため息。

そして出て来たメインの豚に驚愕。
豚のバラブロックがピザのようになったソースの上にどんと乗っている。
よく見るとソースもかなり複雑。
しかし、この豚肉はどうだ!
バラをこのようにランチメニューにしちゃうなんて。
スライスすることなど全く考えていない。
豚バラはその皮、脂、そして皮と脂の間にある薄く貴重なゼラチン部分を楽しむためにある。
ここだけ楽しむ贅沢は子豚の丸焼きで、鶏になったら北京ダック。

さて、この豚バラの塊は、ローストしただけではなく、皮の部分がカリカリに揚げてある。
多分、フライパンに薄く油を敷き、皮部分だけパリッとフリッタの状態にしたのだろう。
ロンドンのゴードン・ラムジーがやっているレストラン「The Narrow」でこれと同じ料理に出会ったことがあり感激したが、これにまたウイーンで出会えるとは!

2011年12月22日木曜日

1112ウイーン14:OBERLLAのデリ






オペラの前の軽食をOBERLLAのデリにした。
パッケージがエコ対応でいいね。
簡単な紙皿に乗せ、ボール紙でカバーし、包装紙の上に置いて両側を引き上げて留めるだけ。
ユリウスで買ったテリーヌと一緒に紅茶で。
チューブのマスタードもおいしい。1.78ユーロ。
さて、オペラ座の「ナブッコ」へ。

2011年12月21日水曜日

1112ウイーン12:音楽館の指揮ゲーム






「Haus der Musik」音楽の館だな。
5階のビルの中が、音楽の歴史と体験館になっている。

ベートーベンの部屋に「バイオリンコンチェルト」のスコア。
音符書体は力と癖があるタイプ。
ハイリゲンシュタットの遺書がある。
字の書体は滑らかできれい。

マーラーが指揮で10年間使っていた「フィデリオ」のスコア。
めくる部分がボロボロ。
どれだけこれを使って演奏したのだろうか。
そこら中に書き込みがある。

指揮を体験出来るコーナーがある。
スコアが出て来て、置いてある電子式指揮棒を振ると演奏が始まる。
振り方のスピードで、演奏も早くなったり遅くなったり。
手元の電子スコアに赤い線が動き、今の演奏部分が分かる。
大きく振ると演奏音も大きくなる。
振るのをやめると演奏も止まる。
そして「今の演奏はエラーでした」とコメントが出る。
指揮者ゲーム、愉しい!

2011年12月19日月曜日

映画「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」

シネスイッチ銀座で上映中。

1.「驚きと衝撃の塊を出す」という基本コンセプトが客にとってうれしい。
素材で驚き、盛り付けで衝撃、味でため息、3回楽しめるわけだ。
2.真空調理
加熱するのでは無く、素材とオイルを真空パックして染み込ませるなんて、新鮮な使い方。
3.水と氷
「世界水の年」だからということかもしれないが、水と氷を斬新に活用している。器の表面に薄い氷の膜を張り、その上に抹茶粉末を散らし、バリバリ壊しながら食べさすなんて、音でも楽しませてくれる。
4.まず厨房を案内
客が来たらまず厨房を見せてからテーブルに案内するなんて、実にわくわくさせる。
5.2度と同じ料理を作るな
これは大変だな。だから客は半年待ちかねる。
6.IE(インダストリアル・エンジニアリング}
大変な人数のスタッフ全員に分単位の緻密な動きを配置をさせる。
7.科学だ
メニュー設計、データベース、微量まで計量するミキシング…… 実に科学的だ。
8.旅を味わう
映画では表現出来ていないが、半年休みの間フェランさんとスタッフは世界に旅に出る。この旅の結果を客は待ち、驚きを味わいに行くわけだ。そして客も旅に出たくなる。

京都の野草料理「なかひがし」にフェランさんが訪れたあと、なかひがしのご主人と女将さんがエル・ブリに行ったら、厨房の隅のテーブルで食べさせてくれたそうだ。厨房の動きを見ながら食べられたわけだ、うらやまし〜〜〜!!
映画の中で、6月オープン初日、フェランさんは厨房の隅にあるテーブルで全ての料理を食べながら微調整をメモし、指示を与えていたが、多分あのテーブルだったんだろうな。
エル・ブリは二三年休み。再開が待ち遠しいなあ。

旅に出よう。

1112ウイーン11:リンク通り前の朝食






朝食が素晴らしいというので、The Ring,Vienna’s Casual Luxury Hotelの1階「Drink & Dine」に再び。

フレッシュジュースがオレンジとグレープフルーツのどちらか。
コーヒーか紅茶。(しかし、紅茶を頼んであとからコーヒーを追加しても追加料金はとらなかった)
バター、チーズ、ジャム類、蜂蜜などをパンに。
卵は、スクランブルかフライド。
パンとペストリーいろいろたっぷり。
シュガーが店sオリジナルで、テトラパックタイプ。
リンク通りを眺めながらの朝食は充実。

食べ終わって通りをぼーっと見ていたら、ウエイトレスが、
「いい眺めでしょ、スパイも居るかもよ!」と大笑い。
そう、ウイーンはスパイの街でもある。
ふと再び外を見たら、黒いコートに黒い帽子を被ったジャンギャバンみたいなおじさんが信号待ちしていて「スパイがリンクの中に入ろうとしている!!」

2011年12月16日金曜日

1112ウイーン10:ツィンバロン






5年前ウイーンに来た時入ったレストランで変な楽器をおじさんが弾き語りしていた。
安いのに美味しいレストランなので、その翌年も行き、今回また行って見た。
店に入ってこの変な楽器が、一昨日のブダペストシンフォニーで演奏していた楽器だったことが分かった。これだったのだ!

食事の最中、演奏のおじさんが途中休憩で私のテーブルの横を通ったので呼び止め、コンチェルトハウスで行われたブダペストシンフォニーの話をしたら、
「そうそう、あの横幅のすごいのは、俺の知人で、3日前に6人でここに食べに来た」
6台のツィンバロン奏者が揃って来たのだろう。
「この楽器の名前は?」
「ツィンバロン」

ツィンバロンの演奏は、木魚をたたくようなバチでたたく、指でたたく、ギターのようにつま弾く、そして指で引っ張る4方法のようだ。
指で引っ張るのが一番大きな音が出る。

食べたのはウイーン名物「ウインナーシュニッツェル」
肉をたたいて伸ばしてスジを切って薄くし、パン粉を付けて揚げる。
こちらのパン粉は日本のとは違って、粉そのもの。
奥のキッチンでバンバンと音がする。シュニッツェルの仕込みしてるな。

外に出たら、イルミネーションの彼方にステファン寺院がライトアップされていた。
別の通りは違うデザインのイルミネーション。
通りごとに違ったイルミネーションだ。
オペラハウスのライトアップは静かにおとなしくされている。
この重厚な建物は、正面からだとトラムの電線や信号機が邪魔で、裏側からの方が良く撮れるな。

2011年12月15日木曜日

1112ウイーン09:23時45分からのコンサート



リンク南外側にある巨大なカールス教会に行ったら、
「今日はモーツアルトの命日なので、特別深夜コンサート「レクイエム」をやります」
23時45分から。
この時間に驚愕し、迷ったが、明日は何も無いから起きるまで寝れるとチケット購入。
いったんアパートに帰って仮眠してから行ったら、この深夜にかなりの聴衆が集まってきた。
すごいね、さすがウイーンだ。
幻想的な教会ホールでのレクイエム、印象的だった。
終わったら1時過ぎ。
いつもは9時に寝てしまうのに、ウイーンだのロンドンでコンサート三昧やってると、生活が4時間ずれるな。
まあ、いつも時差ボケみたいだから、どうってこと無いか。

2011年12月14日水曜日

1112ウイーン08:ポテトワッフル






コンチェルトハウスの近くに、午前1時までやっているビヤハウスを見つけた。
オペラの長いのが終わると10時半過ぎてしまい、閉まってしまう店も多い中、この時間までやっているのは安心。
カントリースタイルで、気軽。

ポテトワッフルというのを注文したら、タマネギとニンニクもたっぷり入っていて、新鮮。
これはビールにぴったり。
野菜サラダも鮮度抜群。

ウイーンの水道水はそのまま飲める。ミネラルウオーターがそのまま出てくる。これはウイーンの皆さんの自慢だ。
そんな水と栄養豊かな土で育った作物だから、美味しいわけだ。
それを食べて育った畜肉も美味い。

ポークチャップを頼んだら、厚切りベーコンがどんと乗っている。
ビールからシャルドネへ。

2011年12月13日火曜日

1112ウイーン07:グッズいくつか






ベントレーのペン、3.750ユーロ。ベントレー乗っている人が買うのかな?
手錠型腕時計。吉村昭著「破獄」の超高級版。
おしゃれすぎて日本で履けそうにないボタン留めブーツ。
商店街の上には楽友協会ホールのシャンデリア型電飾。
クラッシックオープンカー。これで銀座走ったら目立つな。

2011年12月12日月曜日

1112ウイーン06:街がきれいになった理由


昨年まで、ウイーンの中心部、リンク内の道路は、馬の糞で汚かった。観光馬車のためだ。
金をたっぷり落としてくれる観光客だから、馬車は重要。しかしそれが道路を汚していたわけだ。
「きゃ〜〜〜!」と、踏んづけた声が時々聞こえた。
それが今回行ったら、どこもきれい。

馬の尻の下に、大きな袋がぶら下がっている。
名付ければ「馬糞袋」だな。
気を付けて見ないと分からない。
簡単でいい工夫。

2011年12月8日木曜日

1112ウイーン05:トレイサービス




菓子の繁盛店、カフェとデリでも有名「Oberlaa

よく流行っている店だが、落ちつていられるのが不思議。
小さな店に、菓子がぎっしり。
甘味好きの皆さんが迷い迷い買っている。
奥のカフェでエスプレッソを注文。

ウイーンの多くのカフェでは、料理でも飲み物でも小型の銀皿に乗せてそのままテーブルに置いて行く。
この方法だと、一つにオーダーがまとまり、提供も会計もやりやすいようだ。
エスプレッソの皿は、水、シュガー、ミルクとセット。

2011年12月7日水曜日

1112ウイーン04:鹿のロイン





コンサートのあと、リンクロード前、インペリアル並びのレストランへ。
The Ring, Vienna’s Casual Luxury Hotelの1階「Drink & Dine

斜向かいはグランドホテルのイルミネーション。

この店は、おしゃれがコンセプトで量が少ないので、食べ過ぎないでいい。
パンには、バター、チーズ、塩、それにかなり高品質なエクストラバージンオイルが付く。
ポテトのスープはこってり濃厚。
鹿のロインのグリルを頼んだら、日本的な繊細な盛り付け。
メニューの中には北海道産のカボチャなんてのもあったから、日本の文化も取り入れているのだろう。
鹿のグリルの向こうに、リンクの夜景がおとなしく光っていた。

2011年12月6日火曜日

1112ウイーン03:ブダペストシンフォニー





リンクの南外側のコンチェルトハウスが今回のコンサート第一回目。
ブダペストシンフォニーという聞いたことの無い楽団で、民族音楽とクラシックの融合、ということで、コメントでは魅力的に書いてある。
民族音楽で出て来た何と百名以上は居そうな楽団が、ハンガリアン舞曲から始めた。
ウルトラ・ビッグバンド・オーケーストラのクラシック&民族音楽大饗宴、といったところだ。
なんという楽器なのだろうか、チェンバロみたいなのが6台最前列に並んでいて、その中央の身長より横幅のが長いんじゃないかといったおじさんが、すごいスピードで情熱的なお演奏をしている。
民族的チェンバロコンチェルトだな。
民族曲ばかりでは無い、ワルツ、ポルカ、ジャズまで出て来て完全満席になったメインホールは、ウイーンの皆さんの口笛ピーピーで大絶賛。
最終は観客全員総立ち。
音楽にうるさい皆さんをこれだけ興奮させるコンサートに出会えて良かった!

インターコンチネンタルホテルとの間の広場はスケート場になっている。
ニューヨークで言えばロックフェラーセンター前の広場だな。

2011年12月5日月曜日

1112ウイーン02:ユリウスのクリスマス売り場






ウイーンの高級スーパー「ユリウス」に行ったら、クリスマスで大混雑。
この店は東京で言えば紀伊国屋。
ハムソーセージ売り場もすごい人。
骨付きハムを2枚、ソーセージを1パック、朝食用に買い込んで、あとは塩など持ち帰りをとりあえず確保したら、バック2つ。重い!
インペリアルホテルのイルミネーションもきれいだ。