2009年2月5日木曜日

赤カブとつくし



赤カブは色がいいので正月料理に使うことが多いようだ。
つくし(土筆)は、春を告げる。

京都の料理屋で、小さな器、というよりも小さいぐい飲みが出て来た。
中をのぞくと、赤い大根おろしのようなのが敷かれていて、その上から小さな淺緑色のがちょこっと顔を出している。

赤いのは、赤カブ。顔を出しているのは何かと目を近づけて見たら、なんとまあ小さなつくしだろうか。
それに黒豆。
これが出て来たのは1月終わりだから、まだ正月料理は締め切り前。

赤カブはグラインドすると、水分が少ないので、水っぽくなく、さっくりとしている。こんな風に食べたのは初めてだ。
つくしは、京都は大原で、ご主人が「ほんのちょこっと顔を出したのを見つけて抜いてきた」そうだ。よくもまあ見つけられるものだ。

一緒に出て来たお椀は、底にほんのちょっと料理が入っているだけ。
おこわを敷き、その上にスッポンスープの煮こごり、そしてカラスミが2切れトッピングされている。
繊細だなー。

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