2009年2月3日火曜日
鯨のステーキ
捕鯨について「ウェッジ」の2009年2月号で、慶應義塾大学の谷口智彦氏が「コストのあわない遠洋調査捕鯨をやめ、これを交渉のカードにして、沿岸小型捕鯨が出来るようにして採算に乗せ、食文化を守ればいい」と主張している。
なるほど、いいアイデアだと思う。
私が子供の頃、近くの魚屋「ととや」では、15センチ角ぐらいの鯨赤身のブロックが売られていた。
これをスライスして、焼いて食べると、もう天国。
この世にこんなおいしいのがあるのかとなった。
大学に入って学生運動でキャンパスが閉鎖され、アルバイトと旅で過ごしていた頃、新宿西口の横町で「鯨カツ定食」が安かった。
博多、魚卸売市場会館の「おきよ食堂」に入ったら、鯨のステーキがある。
これは見逃せない。
出て来たステーキをかじったら、じんわりと鯨の赤身のジュースと脂が充満し、一瞬で子供の頃、学生時代に時間が戻った。
追記:タイミングがいいことに、この日の夕刊と翌朝刊に、沿岸小型捕鯨へのことが新聞発表になっていた。
谷口智彦氏の主張の通りだ。
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