リスボンは坂の町だと聞いていたがそのとおりで、狭い急坂が曲がりくねっている。
ロシオ広場からいきなり急坂をたった200メートルほど登ったところにアパートはあるのだが、息が切れる。
普段ウオーキングはやっているが、水平移動と急坂の石畳を登るのでは全く違う。
リスボン足腰が達者じゃないとダメだな。
オーナーから紹介されたレストランはアパートの玄関から20メートル降りた角を曲がって20メートル登ったとろにある。
メインに豚の骨付きリブのグリル。
サラダは素朴そのもの。
ビールは気に入ったサグレス。
グリルが来る前にあっという間にビールは無くなり、ワインにしよう。
まずはカラフの白を頼んで飲み始めてから思い出した。
オーナーから「グリーンワイン」というのを勧められている。
ワインは白、赤、それにロゼしかないと思っていたが、グリーンなんてほんとうにあるのかね?
店のマスターに恐る恐る「グリーンワインってのありますか?」
「はい(あたりまえでしょ)」
念のためグラスでトライ。
色が濃い白ワインだが、よく見ると確かにグリーンぽく見える。
飲んでびっくり、高品質の超辛口シャルドネタイプで、私の大好きなパターン。微発泡性と聞いたがそうではなかった。
これは驚いた!
グリーンワインがあるのはポルトガルだけなのだろうか?
ワイン好きの皆さん、聞いたことありますか?
(このあといくつか別のグリーンワインを飲んだが、多くは微発泡性で多少甘目。グリーンワインにもいろいろあるようだ)
豚肉は素朴である程度歯ごたえがあり味濃く美味しい。
豚とサラダの他に、たっぷりのつまみオリーブ、エビのスープ、ビール2杯とカラフの白ワイン、グラスのグリーンワイン、デザートも一つ頼み、二人分で何と15ユーロ。チップ2ユーロ入れ、合計17ユーロ。
確かに住宅街にある地元の皆さんのレストランで安いのはわかるが、しかしそれでもこの価格とは!
リスボン、美味しい、安い、親切、うれしい!
腹いっぱいの状態でオレンジ色の街灯の下、急坂を降り、すぐ上がり、アパート3階までヨタヨタなんとか登り、ベッドに倒れ込んだ。
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