2008年12月10日水曜日

しるこう





大通りから路地を入っていった先にこの老舗がある。
しるこう 075-221-3250
下京区四条河原町上がる一筋目東入る
最初聞いたとき「お汁粉屋」と聞き間違えて行かなかったが、汁物料理の汁だった。
小さな店で、能舞台の周りを観客席のように席が置かれている。
ちょうど紅葉時季だったので、6時過ぎにガラッと入ったら、女性客で満席。
この店のメニューは女性客に好まれるが、刺身、焼き物も充実している。
名前を言ったら奥の座敷に通された。予約しておいてよかった。

今日は4人での会食。
予約しておいたのは豪華絢爛一万円コース。
八寸からのコース料理が始まり、老舗京料理を楽しんでいるところに「次はお造りです」と大きな皿が来たとたん、女性3人、おじさん一人のテーブルは「わあ〜〜〜」という歓声に包まれた。
少し厚めにスライスしたフグ刺しが広々と盛り付けてある。
真ん中には私の大好物の皮がいっぱい。
竹箸まで冷やしてある。

次はかぶら蒸し。
これはコースに入ってなかったら別に頼もうと思っていた。

仕上げは白味噌の汁と炊き込みご飯。
京料理をしっとりと隠れるように楽しむならこの店お勧め。

2008年12月9日火曜日

神戸のあこう蒸し






京都の料理屋の大将から教えてもらっていた中華を、神戸の住人に聞いたら「それは良い所を教えてもらった」という。
「良友酒家」078-221-5866 中山通り NHK西へ50m
その神戸の住人を巻き込んで行ったら、神戸の人電車の事故で30分遅刻。
その間のつなぎで、とりあえずクラゲを頼んだら、たいしたことない。
おかしいな?

神戸の人、到着。
早速「今日のおすすめ」の中から、海老を頼んだら、これが抜群のすばらしさ。
中華の特徴は、蒸し物で、この海老も実にうまく蒸してある。
蒸されて出て来た野菜の汁がたっぷりで、これが海老の旨味を更に後押ししている。
海老バリハリかじり、野菜とスープを一滴残らず神戸の人と奪い合いながら吸い込んだ。
ところで、値段が書いてなかったけど、幾ら?
女将さんにこにこしながら「3千円です」
値段だけ聞いたら頼むの躊躇したが、聞かないで頼んで良かった、これなら値段に十分あう。
この店、安物は駄目で、3千円以上のを頼むと天国になるようだ。
今日の懐、大丈夫かな?

「蒸魚」とある。
「魚は何?」
「あこうです」と女将が応えたとたん、神戸の人「あこうはすごい、絶対お勧め」
アコウダイのことかな?
女将さん「やりますか?」というので、こんなのどんどんやっていたら破産して帰れなくなり「皿洗い1ヶ月」はいやだから「幾ら?」と聞いたら、やっぱり3千円ぐらい。
昔ラスベガスに行ったとき、ホテルのボーイが「ねえ、あそこで床掃除やっている人見てください、あの人先週自家用ジェット機で来たんです」
そうならないようにしなくっちゃ。

出て来た「あこう蒸し」は、たっぷりのスープの上に魚が乗っているようだが、山のようにネギ千切りがのっているので分からない。
ネギをよけたら、うまそうに太った魚が現れた。
これも神戸の人と奪い合いになるな。
箸を出しかけたら女将さんがまたにこにこしながら「これ、ご飯にかけると最高!」
そんなこと言われても、まだご飯には早い。しかしそれも魅力だな。

この魚は、骨が鋭く硬い。
やっぱり鯛系のようだ。
コリッとした肉が、たっぷりの野菜の汁と相まって、うまいうまい。
紹興酒一本もう無くなったのでつつましく「あと2合」

骨しゃぶりつくし、汁がまだたっぷり残っている。
さっきの女将さんの「ご飯と……」を思い出した所に、女将さんまた現れる。
「ご飯用にしましょうか?」
もちろんお願い、しかしこの残りをどうするのか?

汁を濾して、チャーハンスープ用の器に入れてある。
野菜が皿に乗っている。
これはうれしい。
神戸の人と、仲良く半分ずつ、ご飯の上に、汁と野菜をかけて、がつがつ。
神戸の夜は、騒がしく更けていった。

結局、一人一万円でわずかにおつりが来た。
うまくいった、これで帰れる。

2008年12月8日月曜日

神戸で田舎そば




毎年秋は神戸で三日間のセミナーがある。
一泊目に向かったのは必ず飛び込む「みやもと」
078-321-0237 神戸市中央区下山手通り1-1-6
ここは鮮度最高の刺身がたっぷりのすりたてワサビと共に出て来る。

サワラの刺身に、ワサビを乗っけて、ワサビに少し醤油が付く程度にして口に入れ、ゆっくりかむ。
表面ぱりっと焼いてあるので、焦げた風味が刺身の旨味を刺激する。
これは「焼き霜」といっているが、なぜこうするか聞いたら、身が柔らかい魚なので、身が崩れないように焼き目をちょっとつけたところから始まったのではないか、ということ。

下仁田ネギ焼きは、直火で焼いただけ。薄味のもろみ味噌が添えてある。
こういうの、いいねー、素材の味そのまんま。

この店は、最初に仕上げの蕎麦を予約しておかないと、無くなってしまう。
今日ももう予約済み。
出て来たのは「田舎蕎麦」
これがまた太い蕎麦なんだよねー。
割り箸の太さに近い。
田舎蕎麦が太いと、かんだとき、蕎麦の香りが怒濤のごとく口内から鼻に抜ける。

2008年12月5日金曜日

足立美術館のハヤシライス




松江市内から車で30分、ドジョウすくいで有名な安来に「足立美術館」がある。
横山大観をはじめとする日本画数々、北王子廬山人の陶芸など、美術品いっぱい。
ここのすばらしさは庭園も。
なにしろ、米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の「2008年日本庭園ランキング」で6年連続「庭園日本一」に選ばれているのだ。

ちなみに上位5位は、
1位 足立美術館(島根県)→行きました
2位 桂離宮(京都府)→行きました
3位 養浩館(福井県)→まだ
4位 山本亭(東京都)→まだ
5位 無鄰菴(京都府)→行きました

広大な、塵一つ無い、スキ無しの庭園が目に入ったとたん、誰でもため息が出る。
この庭園の向こうがまた雄大で、彼方に広がる山すべてが背景になっている。
その山の端から端まで探しても、アンテナ塔など人工のもの一切無い。
よくもこんなロケーションがあったものだ。
交通不便な所だが、これなら頑張って来たかいがある。

絵を鑑賞しながら歩いていくと、途中の窓もそのまま絵になっている。
庭園を、窓枠で切り取った絵画になっているのだ。

レストランに入ったら、庭園側が巨大なガラス。
庭園眺めながら食事が出来る。
ハヤシライスを頼んだら、器も、盛り付けも、美術になっていた。

2008年12月3日水曜日

からすみ茶漬け



大将が冷蔵庫を開けたとき、牡蠣が見えた。
「その牡蠣、食べたいな〜〜」
「はい、どうしましょう」と言うので、
「さっと焼いてください」

殻ごと焼くのではなく、身を取り出して、網で焼いてくれた。
表面にちょっと焦げ目が付き、つやつや光っている。
口に放り込んでかんだら、ぱかっと割れて、ミルクがはじけた。

「今日の仕上げはこれです」
出て来たのは、なんとまあ贅沢にからすみを使った茶漬け。
薄め雅な出汁の中にご飯が透けて見えている。
炙ってから超厚切りにカットしたからすみがサイコロを散らかし転がっている。
その間に海苔がぱらぱら。
こまかくすり下ろしたワサビがちょこん。
よし、いくぞ〜〜〜

2008年12月2日火曜日

炙りフグ




座ったときから目の前の小さな炭火コンロが気になっていた。
フグの薄造りが皿に盛り付けられている。
「さっと炙ってどうぞ」

このコンロの網がまたいいねー、遠火の炭火が軟らかくなる。
スライスをつまんで、さらりと置いて焼き目を付け、すぐにひっくり返して反対側もちょっと炙って、パク。
フグの肉は、ちょっと炙ると甘みがにじみ出てくる。

2008年12月1日月曜日

カニの解禁



松江で「こんなの」と取り出して来たのが,この間解禁になったマツバガニ。
大阪道頓堀のカニ看板みたく,カチャカチャ動いている。
松葉蟹も越前蟹も間人(たいざ)蟹も、全部ズワイガニ。
捕れる場所によって名前が違うのだが、松葉、越前と名前が付くととたんに高くなる。
しかし、ただ高くなるだけでなく、味も飛び抜けておいしくなる。
ずっしり重く身がみっちり、風味濃厚、天国の蟹。