2010年4月29日木曜日
1004ウイーン18:仕上げソーメンに帰国焼酎
たくさん食べ、オペラにバレエにコンサートと、たっぷり楽しんだが、そろそろ日本に帰って仕事しないとまた来れない。
冷蔵庫の中は空になり、残ったのが日本から持ってきたソーメン。
これで最後の朝食。
毎日洗って使っていた角が丸くなった割り箸を鍋に突っ込んでつるつる。
帰国し、家に帰った夕は、もちろん刺し身。
むこうで和食食べたいなんて全く考えないのに、帰ってきた途端こうだ!
息子が市場でこんなすごいのあったと買ってきたアスパラ、長さ50センチ。
ウイーンのホワイトアスパラとは全く違うタイプだが、これもいいねえ。
網で焼いたらいい香り。
ウイーンで買ってきたビヤマグを早速取り出す。
ビールを飲むのではない。
焼酎のお湯割り。
冷めないでいいんだよね〜〜〜これが。
ウイーンの皆さん、こんな使い方見たら、びっくりするか、嘆くか……
1004ウイーン、おしまい。
2010年4月28日水曜日
1004ウイーン17:パンケーキスープにパンケーキ
街中をぶらぶら歩くと、あちこちの店に寄り道だらけになり、なかなか進まない。
そこで疲れてカフェ。
古風なカフェに入ってビールメニューを見たらオッターリンガーの「ダーク」というのがある。
これは勉強のため飲まなければならない!
仕事だ!
という理由を付けて注文。
密度の高いビールだ。
ちょっとだけ食べようとメニューを見ると「パンケーキスープ」がある。
これはあちこちのカフェにおいてある。
日本にもこんなのあるのかな?
パンケーキの細切りを具として入れてある。
それにソーセージ。
仕上げもパンケーキにしてみようか。
今晩のコンサートは初めて入るコンチェルトハウス。
小ホールで、モーツアルトなどだが、指揮者が女性だった。
Gal Rasché
この演奏素晴らしく、聴衆盛り上がり、アンコールも3つ。
爆発的拍手は聴衆と楽団員からも。
Galinaさん、あまりうけたのでびっくり。
アマゾンでこの人のCD探したが無かった。
ホームページを見付け、アクセスしたら、演奏が流れ出した。
2010年4月27日火曜日
1004ウイーン16:アスパラスープ
2010年4月26日月曜日
1004ウイーン15:ラルドが100グラムで2.40ユーロ
2010年4月23日金曜日
1004ウイーン14:現代的振り付けの問題
オペラ座でバレエ「真夏の夜の夢」
このバレエ組曲は、誰でも知っているメロディーが次から次へと出て来る。
今回の振り付けは、アクロバットちょっと、子供も出て来て、衣装も現代的モダンスタイル。
素晴らしい演奏と楽しい振り付けだったが、しかし、終わってしばらくすると、演奏はいつまでも心に残っているが、バレエそのものは忘れてしまう。
今までいくつか現代振り付けのオペラを観たが、どれも同じ。
今回の「真夏の夜の夢」では、私の前に数百万円を身に付けているんじゃないかという貴族的な60前後の貫禄たっぷりの御婦人が座っていたが、インターミッションで帰ってしまった。
この貴婦人、最初から不機嫌な顔で見ていて、途中ほとんど拍手もしなかった。
振り付けが気に入らなかったのだ。
昨年、小澤征爾さんの「エウゲニ・オネーギン」初演では、演奏大絶賛で、振り付け大ブーイングだった。
振付師が新しいことに挑戦する気持ち分かるが、オペラの場合、どうなのかな?
オペラは、古風豪華な衣装も観たいんだからな。
歌舞伎でスーツやジーパンが出て来ちゃうのと一緒だと思うけど……
2010年4月22日木曜日
1004ウイーン13:ユリウスの骨付きハム
2010年4月21日水曜日
1004ウイーン12:ダフ屋のチケット
パリだと2ユーロほどの週刊「PARISCO」があり、駅や街角のキオスクで安く売っていて、オペラ、コンサート、ミュージカル、ジャズ、ライブ、その他ジャンル別に小さな観劇まで出ている。毎週水曜日発行。
ウイーンには「Wien-Programm」があり、やはり週刊。こちらはチケット売り場などでタダ。
大きなオペラや人気のあるコンサートは、直前だと手に入らないので、インターネットで早めにカードで買っておき、チケットセンターで受け取る。
現地に行ってからだと、8割ぐらいは手に入るが、オペラは難しく、チケットセンターやダフ屋から買うしかないことも多い。どちらから買っても手数料を結構取られる。
「ラボエーム」のチケットが売り切れだったので、チケットセンターで聞いたら、定価200ユーロ台程度の席が「400ユーロなんです!」と、売り場の人が高さにびっくり。
でも、この価格なら、日本で買うのと比べたらそれでも安いよな。
ワーグナーのオペラ「パルジファル」のチケットはオペラハウス前にいるモーツアルト衣装のダフ屋から105ユーロで買ったが、こんな安いのもある。
小さなコンサートは、無料の教会のオルガンコンサート、コンチェルトハウスの小ホールのコンサートなど、いろいろ載っていて、こういったチケットは直前会場でも大丈夫。
2010年4月20日火曜日
1004ウイーン11:骨付き皮付き
ナッシュマルクトの肉屋で骨付き皮付きのどっしりした豚肉ブロック。
複雑なリブ側を「そっち側」と指さす。
薄く切ったので「あぁ〜〜〜!」と言いかけたら、捨てた!
冷蔵庫内で乾いているのでトリミングしたわけだ。
親切だな。
肋骨に添ってナイフで厚切りし、骨のところをナタでどしん断ち落とす。
このでかい1枚が500円しない!
アパートのフライパンで焼くが、厚くて、頑丈で、時間がかかる。
じっくり焼き上がった所を、赤身2/3、脂肪1/3の割合で5ミリほどみみっちくカット。
生姜をみじん切りにした上から、日本から持っていったマルサワの醤油を垂らし、これをちょっとつけて、口へ。
ああ〜〜〜、これこれ!!
ジューシーな赤身に、頑丈でしっかりした脂!
これこそ豚肉の醍醐味。
こういう豚肉、日本で売ってくれないかな〜〜〜
一緒に焼いたズッキーもしゃきっ!
2010年4月19日月曜日
1004ウイーン10:消える華麗な3千人
ワーグナーの「パルジファル」は、重々しいオペラだ。
重厚長大な音楽はこれこそワーグナー。
3幕目の盛り上がりなんか、ワーグナーの魅力とオーケストラの力量が溶け合い、偉大な力となって聴衆を揺さぶる。
今日の指揮者は来日したこともあり、オペラシティで聞いた事がある。
幕間の休憩は、ウイーンの皆さんのファッションショウもかねている。
真っ白のスーツに赤の蝶ネクタイをしたおじいさんなんか、日本で見たら漫才師にしか見えなくて「客席と楽屋を間違えるな!」と言われそうだが、このオペラハウスの休憩ホールだとぴったりあっているから不思議。
同じボックスに一人で来ている70代らしきたくましそうなおばあちゃんは、咳をちょっとしていたが、休憩から帰ったら「咳をしてごめんなさい、咳に効くシャンパン今引っかけてきたのよ」と、私にハッカアメを勧める。
いいねえ、こういうおばあちゃん大好き。
ワーグナー、5時間たっぷり楽しんだ。
ワーグナーが好きな人の気持ち、分かるな。
ワーグナーの一番長いオペラは全曲やると三日かかると聞いたことがある。
ワーグナーは、体力でもあるな。
オペラが終わったあと不思議なのは、あれだけ着飾ってきた皆さん、タクシーに乗るでも無く、地下鉄に乗るわけないし、お迎えの車があるのでもなし、自然にどこかに消えていく。
あの格好で歩いて帰るのだろうか? でもそんな状態の人はあまり見かけない。
オペラ座、3千人は入りそうだが、ウイーンの街に溶けるように消えていく。
オペラ座の謎「消える華麗な3千人」
2010年4月16日金曜日
1004ウイーン09:夕寝坊のオペラ
市内歩き回り、7時からのオペラまで時間があるのでアパートにいったん帰り、ベッドに転がり、ウイーンに全く合わない松本清張を読み出したらすぐにぐっすり。
5時ごろ目が覚め、まだ十分に時間があるなとしばらくぼーっとしていて、一応確認でチケットを見たら、17:30とある……
17:?!
なに〜〜〜!!!
オペラは普通夜7時半から始まる。
そう思い込んでいたので、17:30を7時30分と勘違いしていた。
時計を見たら5時25分。
着替えに5分、早歩き8分でオペラ座に着いたが、入り口はもうシーンと誰も居ない。
もぎりのねえさんにチケットを見せたら「まあ〜〜!」
「インターミッションまでモニターの前で見ていてください」
と言われたが、悲しい顔をしていたら「ちょっと待って」とどこかに行って許可してくれたみたいで「私についてきてください」
6人入りのボックス席の後ろだったので、何とか入れてくれた。
終わってからわかったのだが、この日のワーグナーの「パルジファル」は、途中休憩が2回入る長大な3幕もの。5時間かかる。
こんなのが7時半から始まったら、終わりは翌日だ。だから5時半なんて早い時間から始まるんだ。
2010年4月15日木曜日
1004ウイーン08:地飼い卵の目玉焼き
2010年4月14日水曜日
1004ウイーン07:胸キュンのウインナワルツ
ウイーン交響楽団の早春コンサート会場に入ったらテレビカメラが入っていた。
演壇と前の方のボックス席に花。
楽団員が多く、オーケストラがいつもよりかなり手前まで来ている。
天井画の一つ一つにスポットライト。
この体制は毎年全世界に衛星中継されるニューイヤーコンサートと同じだ。
聴衆もウイーンの皆さんが多く、ほとんどの人が着飾っている。
日本人も結構来ているが、皆さんドレスコードにあっている。
私ももちろんスーツにネクタイ。
ジーパンだらけで、ヴォァ〜〜〜ン、ドシャ〜〜〜ンの「ウインナー・モーツアルト・オーケーストラ」とはえらい違いだ。
よくこのチケット残っていたもんだな。
そのうえ価格は49ユーロ! 安いな〜〜〜!
曲目はウインナワルツ中心だが、スメタナの「モルダウ」など、何曲かかわったのが入っていて、バラエティに富んでいる。
ヴァイオリンコンチェルトもちょっと入っていて、ストラディバリウス。
この演奏、一言で言うと、哀愁こもったウインナワルツ。そして力強い。
哀愁と力強さが一緒というのは変な表現だが……
隣の席に日本の上品な御婦人が娘さんと来ていて「うるうるしてしまいました」
いい思い出が来ましたね、よかったですね。
胸キュンのウインナワルツだった。
〔写真は演奏前です〕
外に出たらさわやかな夜風の中に、ガラ〜〜〜ン ガラ〜〜〜ン と、復活祭の深夜ミサを告げる教会の鐘が高らかに鳴り響いていた。
2010年4月13日火曜日
1004ウイーン06:ベーゼンドルファーに5ユーロ
昼寝から夕方起きたら、日が長くなり、まだまだ青空。
今晩は、楽友協会ホールでウイーン交響楽団の早春コンサート。
チケットオフィスに行ったら、ほとんど売り切れの残り、3階左サイドが取れた。
始まるまでまだ1時間あるので、隣のインペリアルホテルのカフェに。
このカフェは有名で、楽友協会ホールで演奏中の指揮者が休憩に来たりする。
いつもは指揮者が突然入ってきても、ここのお客さんは何も反応しないそうだが、ある時小沢征爾さんが入ってきたときは、全員拍手して迎えたので、ウエイターがびっくりしたという。
このカフェ、ピアノ演奏付きで、その隣の席に案内され、ピアニストと目が合い、にこっと迎えられてしまった。
ピアノは超高級で有名なベーゼンドルファー。
このメーカー、仕事が丁寧すぎて、赤字続き。それを最近確かヤマハが買収した。
買収しても「そのまま」という発表をしていたので、まずは安心。
時間が来た。目が合ってしまったピアニストにチップ5ユーロ。
さあ、早春コンサートに行くか。
2010年4月12日月曜日
1004ウイーン05:ヨーロッパの初夏の味
2010年4月8日木曜日
1004ウイーン04:ナッシュマルクト
ウイーンの生鮮市場「ナッシュマルクト」は、市民と観光客の両方が利用する。
オーガニックやグルメ系の食材を扱う店が軒を並べている。
日曜日が休みで、その前の土曜日なのだが、復活祭でやっているのかどうかと行ってみたら、大混雑。
聞いてみたら、翌日曜と、月曜日が連休になるので、連休前に食材仕入れようという客でごった返しているわけだ。
アパートで食べてみたい食材を買おうと、念のためいつも出張に使っているキャスターバッグを転がしていった。
あれも食べたいこれも試してみたいこれこそ買わなくっちゃと、次から次へと、キャスガーバックはすぐにいっぱいになり、入り切れないのが数袋。
乞食の引っ越しスタイルだな。
時季のホワイトアスパラの太いの、辛くない円盤型オニオン、カリフラワー、香草数種、肉に合う小玉ポテト、トルコ型トマト、地飼いの卵、骨付き皮付きポークチョップ、骨付きハムのスライス、生ハムレバペースト、シャルドネ3本、カベルネソービニオン1本、パルサミコ……
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