トリノから列車で2時間、港町ジェノバに到着。
ホテルチェックインしてヨットが並ぶ港を歩いたが、暑くて倒れそう。
陸側に不思議な路地があるので、日除け代わりに入ったら、中は縦横斜めと8階ぐらいのアパートなんだか昔の船員宿なんだかの間に路地が入り乱れ、巨大な迷路。昔の香港九龍城のイタリア版。香港と違うのは安全なこと。
この路地中に商店やカフェがポツポツあると思ったら、吉祥寺のハモニカ横丁みたいな店並びの通りもある。
ヨットハーバーと迷路の対比が不思議。
何処かでこんな場所があったなと考えたら、ベネチアで、着いた晩の夕食の後アパートになかなか帰れなかったことを思い出した。
一旦ホテルに帰ってシャワー、インターネットでジェノバのレストランランキングを調べて、近くの店をいくつか選び出し、再び迷路に入っていったが、ますますぐちゃぐちゃの通りに入り込み、結局1軒も見つからない。
まあ、こういう不思議なところ迷うのも面白いけど。
なんてウロウロしていたら、ミシェランのラベルいくつも貼り付けた小型レストラがある。
営業時間が7時からで、未だちょっと早いなと睨みつけていたら、中からご主人が鍵を開け、どうぞいらっしゃい。
シーフード中心のメニューなので、しばらくぶりに有り難い。
イタリアのおじさんマークのビッラMORETTYをぐ〜〜っと。
ポルトガルで病みつきになったイワシのマリネは腹に優しい。
プラウンのグリルをバリバリと。頭の味噌も吸い出し舐める。手もぐちゃぐちゃ。客は私だけだからいいや。
なんてやってたら、私が日本からと言ったらすぐに写真を持ってきた。小泉元首相と撮った写真。
若い頃ジェノバエリアのKAWASAKIのバイク販売で30年だか働き、ためた金でこの店を始めたという。
それはいい人生だねと言ったら喜んだ。
元首相を連れてきたのは、どうもKAWASAKIの今の偉い人のようだ。
炭水化物ダイエットやってるのに、こういうときにうどんが食べたくなる。
元KAWASAKIのオーナーに、日本人は飲んだあと仕上げにラーメン食べるの知ってるでしょ? だから順序が逆だけど、パスタを仕上げと言ったら「わかるわかる!」
シンプルなトマトソースにした。適度アルデンテの仕上げ。
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