2009年4月30日木曜日

カッパ



鶏で通称カッパと呼ばれている軟骨がある。
長い三角錐の形で各面は窪んでいる。
このカッパ、このまま塩こしょうやミックススパイスで焼くとおいしい。
ところが、重量は軽いので、百グラムいくらで売ると高くなるせいか、この窪みにミンチを詰めて加工して売っているのがほとんど。
せっかくおいしい軟骨をコリコリ食べれるのに、重さを増やすためにおいしくなくしている。
もったいない。

新宿伊勢丹の地下食料品売り場の鶏肉コーナーで、軟骨のまま素直に売っていた。
塩こしょうでグリルで焼き、パリポリパリポリ。
おいしいのには、変な加工をしない方がいいよ。

2009年4月28日火曜日

フェーズ4



 新型インフルエンザでフェーズ4になってしまった。
ロンドンから帰国したのが4/8で、3週間前。
次は今週末から南イタリア食材と食品工場巡りだったのだが、この様子だと駄目だな。

この様な場合、旅行者が交差する空港と国際線機内などへ、可能な限りはいらないのは、重要。
日本国内安全確保への個人参加としてのヒューマンファクターと、食品安全確保への企業対応として、南イタリアは見合わせることにした。
楽しみにしていたので、残念無念。

ゴールデンウィークは、ウオーキング、原稿、資料整理、趣味の大掃除といこうか。

2009年4月27日月曜日

0904ロンドン17:パブ





パブはパブリックハウスから来ている。
個人の家を改造し、居酒屋にした。
これがどこに行ってもたくさんある。
ロンドンの皆さんはビールをよく飲む。
プリシラ劇場の前にあるパブの名前は「THE SPICE OF LIFE」、人生のスパイスだって。
こんな名前のパブがあったら、ついふらふらと入っちゃうよな。

パブに入ってカウンターに行くと、ビールのハンドルがずらりと並んでいる。
どれがどんなのだか分からないので適当に頼むと、どれもおいしい。
あるとき適当に指差したら「これはサイダーだからやめた方がいい」
ビールとサイダー、一緒にしないでくれ。
見ていると、ちょっとだけ注いでもらって試飲している人もいる。

大きなグラスに泡は入れないでなみなみと注ぐ。
だからそうっと持ってもこぼれる。
そこでグラスを置くところにしずく受けが置いてある。

普通レベルのパブだと、バーテン二人ぐらいで、テーブルの片付けまで全部やっている。
かなり忙しいのに、気がきく、よく働く。
日本のレストランで客の動きをつかまないでボーッと立っているサービスマンが多くなってきたが、ロンドンパブで訓練しなきゃ駄目だな。
でもこれはホスピタリティの問題だから、無理だな。
ロンドン側も邪魔で断るだろうな。

金を払って、持って行くわけだが、大体は外で立ち飲み。
ロンドンの飲食店は全面禁煙になったので、たばこ吸うのは外しかないため、パブの周りはどこも混雑している。
これがパブの活気をあおることにもなる。

料理はビーフパイなどの簡単なものがあるが、見回すと食べている人なんて見たことない。
ひたすら飲み、延々としゃべり、またカウンターに行ってビールを持ってくる。
ロンドンの皆さん、本当によく飲むな〜〜!
ワインを沢山飲むフランス人が、イギリス人の酔っぱらいに眉をひそめているようだが、分かる分かる。しかし、ワインの酔っぱらいが、ビールの酔っぱらいをいやがってるなんて、アルコール濃度逆なのに変だな。

2009年4月24日金曜日

0904ロンドン16:スコッチビーフのイタリアン風





オペラ「ジ・ゼル」の席はないかと聞いてみたが、当たり前のように満席だった。
ロンドンのオペラは、かなり前からインターネットなどで予約しておかないと駄目だな。
それならミュージカル。
その中でも今一番人気に登録されている「プリシラ」
人気のミュージカルは半額チケットは無理なので、まともな価格で購入、とは言っても46ポンド。

「白鳥の湖」がタンゴになったり、今度は「ジ・ゼル」がプリシラになったり、ロンドンでのチケット確保、支離滅裂だな。

「プリシラ」は、シドニーのドラッグ・クイーン(女装のゲイ)3人が、オーストラリア大陸中央のアリススプリングスまでオンボロバスで旅をする映画(1994年度アカデミー賞衣装デザイン賞受賞)を元にしている。
ちょっぴり切ない中で、超ド派手衣装,歓喜大迫力の音楽と踊りがこれでもかとばかりに出て来る。
映画では口パク(あてレコ)だが、このミュージカルでは迫力爆発の女性歌手3人が空中で熱唱。歌舞伎の宙乗りもびっくり。
観客は涙を流して喜んでいる。
人気最高なわけだよな。
客席はあちこちに仲良く優しそうな男性カップル。
ロンドンのミュージカル劇場はビールも含む飲み物を客席持ち込み可なので、乗り最高。
ロンドンで一つだけミュージカル見るなら、好みもあるだろうけど、プリシラは一番お勧め。

サービス満点のプリシラが終わったら、時間はもう10時15分。
人気のレストラン「Galvin Bistro De Luxe」(66 Baker Street 020-7935-4007)を予約してあったが、行ったらもうラストオーダー時間を完全に過ぎてしまうので、仕方なく電話ですみませんまた行きますからとキャンセルし、近くにあったイタリアンレストランに飛び込んだ。

タコサラダ食べながら、イタリアンビールにしてみた。
ロンドンでイタリアンビールは、やっぱり駄目だな。
すぐワインに切り替え、メインのイタリア風ビーフステーキ。

イタリア風というのは、ソースのことだった。
ステーキが見えないほどマッシュルームなどがたっぷり入ったソースがかかっている。
ビーフはもちろんグラスフェッドビーフで、さっぱりしている。
これならさくさくどんどん食べちゃうな。
しかしいくらヘルシーだといっても、こんなの毎日食べてたら問題だな。

2009年4月22日水曜日

0904ロンドン15:カフェ・コンサート






ロイヤル・アルバート・ホールのコンサート、この週はやっていなかったので、昼のカフェコンサートに行った。
ホールのちょうど裏側、11番の入り口から入り、2階に行くとカフェの売店とその奥にレストランクラスのカフェテーブルがある。
このカフェのコーヒーはなんとスターバックスがやっている。
とは言っても、コーヒーだけで、食事メニューとカフェホールの運営はホール側がやっているのだろう。
格調高いカフェホールで、スターバックスのコーヒーと食事、それにコンサートはアンバランスのようだが、紙カップさえ気にしなければ手軽なレストランと同じ。その上、安くコンサートが聴けるのだからうれしい。
演奏はカルテットで、本格レベル。

終わって外に出たら、小さい子供達が親と一緒にピクニックスタイルの昼食をとっている。
子供用の小さなバイオリンケースがあちこちに。
この広場の前、アルバートホールから言えば裏側にあたるところに「ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック」がある。
ここは世界の音楽演奏者を育てている有名なところ。
そうか、ここに通う子供達が、親と一緒に広場ランチをやっているのだ。
こんな小さなうちから、この超一流の音楽舎で学んでいるんだから、演奏者レベルは厚い層なわけだよな。

1時半から、アルバートホールの見学ツアー(有料)に参加。ロイヤルボックスや,女王様の休憩室まで案内してくれる。
このホールは、演奏会だけではなく、何でもやる。
オペラ、バレエ、舞踏会、宴会、テニス、体操,相撲……
すごい巨大イベント施設、装置だ。

0904ロンドン14:スロー・ロースト・ポーク・ベリー





三つ星レストランのオーナーシェフ、ゴードン・ラムジーがテムズ川沿いに「料理の質はそのままで低価格」の、パブとレストラン併設店を開いている。
ミシェランクラスを一般にというコンセプトのレストランは最近出て来ているが、ここはそのロンドン版。
「The Narrow」44 Narrow street 020-7592-7950

夕刻早めに付いたら、テムズ川が目の前に広がり、対岸はるかは落ち着いた住宅地。
アウトサイドでパブからビールを持って来た皆さんが楽しそうに騒いでいる。
レストランの方は満席で、ウエイティングに登録し、ビールとミートパイで待つこと30分、奥のテーブルが空いた。

メニューの一つに「スロー・ロースト・ポーク・ベリー」とある。
ローストはスローに調理するが、更にスロー。
一般的なローストは170℃程度だが、スロー、低温調理だと120℃程度で行う。
かなりゆっくりだ。
この温度で密封したオーブンで調理すると、肉汁が逃げず、じっくりと出来る。
これでポークベリー、豚の腹の脂の多い部分を調理したものだ。

出て来たとたんギャーと歓声。
羊羹丸ごとサイズのベリーブロックがスローローストされ、ソースの上にどっしりと乗っている。
皮付きで、皮がかりっときつね色、中の脂肪とゼラチン質はじっくり出来上がっている。
子豚の丸焼きや、北京ダックは、丸ごとローストし、表面の皮とゼラチン部分を食べる贅沢な料理だが、これはこの豚ベリー版だ。

まずは皮をちょっと外して囓る。
カリカリぱりぱりで、裏側にちょっとゼラチン質が付いてくる。
「超豪華豚皮肉厚煎餅」

脂肪と、脂肪の下にある赤身との境目の薄いコネクティブティシューのゼラチンを一緒に囓ったら、口の中は妖艶歓喜状態。

パンに付けたり、ソースを絡めたりと、いろいろ楽しめる。
大きいと思ったが、この羊羹型ブロック、着々と無くなっていった。

骨付きのビーフ煮込みが来た。
ショートリブの部分を煮込んである。
軟らかく煮込まれた骨の周りのスジを、ちょっとナイフでひっかくとはらりと外れるので、ぱくり。
ニンジンとタマネギの小さいのはあまり煮込まれていないので、新鮮状態がたっぷり残っている。肉を煮込んだ後、ちょっと加熱したぐらいだ、これはいいねー!

この店行くなら、事前にリバーサイド側を予約しておいたらいい。

2009年4月20日月曜日

0904ロンドン13:ステーキパイ



イギリス料理のステーキパイは,牛肉を焼くのではなく,煮込んだもの。
それに、パイ、ポテトチップス、グリーンピースなどのガロニを付ける。
これは,イギリスの田舎で食べるのがぴったり。

イギリスの田舎代表は、ロンドンの北西2時間ぐらいにあるコッツウォルズ地域。
ここら辺は、土産店に入るとガラクタだらけでがっかりするので、のんびりドライブ、散策するのがいい。
そこで、コッツウォルズでステーキパイ。
素朴でおいしかった。
これなら日本でもランチメニューで使えそうだな。

「白鳥の湖」はロイヤルオペラハウスのチケットオフィスで満席と言われたが,ブローカー店で何とかならないかと行ってみたら「取れました」
この様なブローカー店や、ホテルのコンシェルジュが、開幕直前でもいいチケットを持っているのは、あらかじめ確保しておき、それを20%ほどの手数料を取って放出するからだろう。忙しい人には重宝する。
そして直前まで売れなかった分が、開幕前に並んでわずかに当日確保できるチケットとして戻るのだろう。

ブローカー店で「やっと取れた」といった感じだったので,むずかしかったのかもしれない。
ところが、チケットが店にデリバリーされる夕方に意気揚々と行ったら,店のおじさん深刻そうな顔で「アイムソーリー」
「2つ残っていた席を,いくつかのブローカーが殆ど同時に8名分飛びついていた」ずいぶんこのチケット取るの難しいんだな〜!

仕方なく「tkts」行って「タンゴ・ファイアー」を購入。
「白鳥の湖」がタンゴになってしまった……
しかし、125ポンドが23ポンドにコストダウンになった……
よかったのか、どうか……

「タンゴ・ファイアー」、面白かったのなんの。
最初から最後まですべてタンゴ。
演奏、歌,そして踊りがすごい。
男性ダンサーが女性ダンサーを体ごと肩回ししている。
タンゴ版アイスダンス。
終わってぞろぞろと地下鉄駅への道を行くカップルの歩行が、サッ、サッ、と、タンゴになり、女性の足が男性にさっと絡まり、転びそうになっていた。
この道、ミュージカル終わったあとは「タンゴ通り」