2009年3月8日日曜日

0903ウイーンー7:楽友協会ホールの天井






資料を見ていたら、楽友協会ホールの音響の理由を見つけた。
響きをよくするために、天井を吊っているのだ。
吊り天井、木の建築、そして小型、音響の元はこの三つになる。

夕食の調理に入った。
たくさん買いすぎていたので、鮮度重視で魚屋から買ってきたのから。
大きなホタテと海老をオリーブオイルと刻んだニンニクで炒め、日本から持って来たキッコーマン醤油を垂らす。
近くの酒屋から適当に買ってきたビールのうち「ニューキャッスル」というブランドのビールを開けたら、イギリスビールの味がたっぷり。
ボトルの裏側を見たら、成分がすべて7カ国で書いてある、言語多様。

そんなところに、ホタテと海老炒めが出来上がり。
大きなホタテは中半生状態。
パクリとやったら、わずかにさっくりした食感。
これはまさしく天然ホタテ貝の特長。
岡山に以前時々行っていた料理屋でこの最高のホタテは10月だけ食べられた。この時季しか捕ってはいけない貴重なホタテなのだ。これにまさかウイーンで出会えるとは思わなかった。

2009年3月6日金曜日

0903ウイーンー6:ユリウス




ユリウスは高級スーパーマーケットで、高級ブティック街の隣にスーパーがあるなんてここぐらいじゃないか?
まずはワイン売り場に行って千ユーロ以上の超高級ワインをよだれ垂らしながら眺めていたら、奥にワインバーがある。
覗いてみたら、地下に行く階段があり、その両サイドの壁に今まで抜いた高級ワインのボトルがごまんと並んでいる。
その下にわずかにカウンターが見え、ワイングラスの置かれる場所だけスポット照明があたっている。
妖しく怪しい雰囲気。
ふらりと足が向かいかけたが、行ったら最後この世に上がって来れないんじゃないかとやめた。買い物している同行者にも睨まれそうだ。

2階に肉売り場があり、ハム、ソーセージなどの加工肉の売り場は、あれも食べてみたいこれも見たことないこっちも挑戦してみたいこれは面白そうだと、キョロキョロ。
ここでは「ちょっと食べてみたい」というと、スライスし試食させてくれる。うれしいサービス。
そのおかげで、やっぱりあれもこれも100グラム、50グラムと購入。
マルクト市場で買い込んだのとあわせると大変な種類になったが、今晩の楽しみが二倍に。

2009年3月5日木曜日

0903ウイーンー5:マルクト市場のシーフード






肉、魚、青果、その他多くの食品店が軒を並べているマルクト市場がアパートのそばなので、ブランチがてらブラブラ。
帰りに買い込みながら戻ろうと、突き当たりまで行ったら、魚屋きれいなシーフードのファーストフードショップをやっている。
この店はチェーン店のようで、中心街にも同じ店があった。
店内は衛生管理が行き届いていて、厨房もシンプルながら洗練されたオーブンなどの調理機器が狭い中にコンパクトに設置されている。
スパゲティ、パエリア、オマール海老のグリル、ポテトサラダをつつきあいながら食べると、ビール、ワインと行きそうになるが、まだ午前中で、ここで始まったら昼寝になってしまうので、我慢我慢。

帰りながら、海老、ホタテ、ポークチョップ、野菜いろいろ、コーヒー、ビネガー、パン、ピクルス、大量に買い込み、今晩の準備万端。

2009年3月4日水曜日

0903ウイーンー4:グラスワインの量


あるときオーストラリア(今居るオーストリアではなく、オセアニアのオーストラリア)のド田舎のレストランバーで、グラスワインを頼んだら、おばさんバーテンが、新しいボトルの栓が抜けなくて苦労していた。手伝おうと思ったが、このおばさんの腕は私の3倍はありそうなので、気分で応援していたら、ボコンと鈍い音がして抜けた。「コングラッチュレーション」と言ってあげたら、おばさん気をよくして、グラスになみなみと注いでくれた。
グラスワインを頼むとき、注いでくれる人をのせると、注いでくれる量が増えるようだ。

ウイーンでグラスワインを頼むと、ワイングラスに目盛りが付いている。
きっちり目盛りのところで止まっている。
一口飲んで思い出し、今日も見てみたら、1/8リットルの線のわずかに下で、一口分が減っている量だ。
ウイーンのバーテン、ウエイターは皆人がいいが、グラスワインの量はのせても同じようだ。

2009年3月3日火曜日

0903ウイーンー3:牧草飼育牛肉の硬さ





王宮の中にある「世界一美しい図書館」に再訪。
無限にも見える古い書物が醸し出す知性の空気が詰まっている。
宗教、医学、化学、薬草、樹木、花、歴史、系図…… ありとあらゆる「知」の固まりだ。

夕食は、オペラ座近くの「カフェ・ミュージアム」
牧草飼育の牛肉を食べようと「ビーフサラダ」とブロイルドビーフの冷製を頼んだ。

ヨーロッパの牛肉は穀物を食べさせない、自然なままの牧草飼育。
熟成させないと堅くてゴムみたいで食べられないが、熟成させれば、さっぱりとした肉になる。
熟成は2℃程度で2〜3週間、枝肉または骨付きの固まりで寝かせる。

ビーフサラダの牛肉は、さっぱりと、ある程度の硬さがあり、健康的なおいしさ。
ブロイルドビーフは、ブロックのままゆでローストし、冷却したあと、厚切りのスライスにして盛り付け。
これも実にさっぱりとした味だ。
スジの部分が入っているので、ここだけ切り出し、囓るとざくっと軽くスジを切る音が口内に響いた。心地いい音だ。
脂がない、赤身の肉は、腹に優しく、しかし力が体内に入るようだ。
どちらも濃い味の野菜がたっぷり添えてある。
ウイーンの野菜はどれを食べてもおいしい、これは水と土の力だろう。
ウイーンはアルプスの水で、水道の蛇口からそのまま飲める。
大げさに言うと、水道からエビアンが出て来るみたいなものだ。
蛇口から出て来る水をコップに入れ、一口含むと、ああおいしい! 不思議だ。

豚肉も一つと、ポークカツを頼んだ。
衣を付けないで、肉をそのままパンフライ。
肉汁たっぷり。
これを3人で食べ、ワイン6杯、仕上げのコーヒーもまとめて、全部で54ユーロ、安い!

2009年3月2日月曜日

0903ウイーンー2:ウインナソーセージ本場物






ウインナービールなんてのはないが、ウインナビールとするならば「Ottakringer」で、いつものカフェ「シュヴァーゼンバーグ」で、半リットル3.8ユーロをグビグビとやって落ち着き、次はウインナソーセージ。

本場のウインナソーセージは長ーいのが2本、大量のマスタードとホースラディッシュが付いて来る。
ソーセージはジューシーで、マスタードは軟らかい辛さ。
ウイーンのパンはどこに行ってもおいしいが、これがたっぷり付く。
ウインナビールおかわり!

次のウイーン名物はシュニッツェル。
肉をたたいて薄くのばして揚げたもの。
これは元々は仔牛の料理だが、豚肉でもやる。
ウイーンはソーセージがおいしいから、豚肉のシュニッツェルもいいが、今日は本筋の仔牛。
レモンが半分メッシュにくるんであり、これをたっぷりかけて食べる。
寒い日にはスパイシーなホットワインもいいね。
Schwarzenberg(Karntner Ring 17-1010 Wien)

0903ウイーンー1:楽友協会ホールの見えない席



オーストリア航空で成田からウイーンに直行し、早めの午後3時半に到着。
タクシーに飛び乗り、市内に向かったら、土曜日で空いていて、借りたアパートに4時半到着。
荷物の整理をし、歩いて楽友協会ホールに行き、今日は何をやっているのか分からずチケット売り場に並んだら、地元のオーケストラでハイドンとベートーベンの交響曲だ。
これはついていると窓口の順番が回ってきたら「3階の見えない席が立ち見席しかない」という。
立ち見よりも、見えないが座れる席がいいからと、一人19ユーロで購入。

見えない席は「オレゲルバルコン」と書いてある。
3階の奥に案内されて分かった、この席は「オルガンバルコニー席」という意味で、オーケーストラの上にあるパイプオルガンの両サイドにある。だからオーケーストラは目の下になり、立って乗り出さないと見えない。
とは言っても、19ユーロなんてうれしいね。

このホールの音響のすばらしさは特別だ。
ハイドンが始まったとたん、弦楽器がホール全体をふるわせる。
足下の板床が、共鳴している。
何でこんなにすごい音になるのかは、ホールが小さいのと木で出来ているためなのだろう。
ニューイヤーコンサートのテレビ中継を見ると、広そうに撮影しているが、実際来てみると、こんなに小さいのかと驚く。
そこに一流のオーケーストラのフル演奏なんだから、体の中まで響いちゃう。

ベートーベンは交響曲第三番「英雄」
最初の、ジャン! ジャン! が、鋭くホールを突き抜くと鳥肌が立ち、すばらしい演奏に出くわたことがわかってニタリ。
第2楽章のホルンで盛り上がるところなんて、体が浮きそうだ。

力強く演奏が終わり、残響が消えるまで一瞬の静寂。
拍手が炸裂し、これまでホールに共鳴。
聴衆の皆さんが私の方に拍手してくれている、オーケーストラのうしろもいいね。
オレゲルバルコン19ユーロ、コストパフォーマンス最高!

さて、それではカフェ行って、ビールにするか!