2008年9月30日火曜日

海水ウニ




札幌に行ったら必ず寄るすばらしい魚を出してくれる寿司屋は、カウンター6席だけの店。
豊寿司

ここの自慢は戸井のマグロだ。
津軽会場を泳ぐマグロは、青森側だと大間、北海道側だと戸井にあがる。
一般的には大間のマグロが有名だが、同じ海峡で北にあがれば戸井のマグロだ。

とりあえずと出てきたのは海水ウニ。
天然の海水に浸かったウニは、減った腹にしみこむ。
海水の塩度は人間の生理食塩濃度0.5%より濃いが、この塩ウニを食べると、体の中に海水がしみこんでいくようだ。

一緒にイクラが出てきた。
今年の出始め。
初な浅い色。
味もさっぱり初々しい。

イカの刺身と一緒に、肝が出てきた。
肝といっても、どろっとした粘体ではない、ころころ。
どうやって食べようか迷う。
贅沢に丸ごと食べちゃうか、それともイカに絡ませるか。
結局半分ずつにした。
半分わさび醤油につけて、半分以下に絡ませて。

2008年9月29日月曜日

万願寺の素焼き



京野菜の代表の一つ、万願寺は、さっと素焼きにしてばりばりかじるのがいい。
炭火は遠火の強火で、遠赤外線なので、何でも見事に焼ける。
万願寺が京竈で焼かれて出てきた。
ちょっと焦げ目が付いている程度で、野菜の食感がある。
ぱりっと香ばしい万願寺の香りが口の中に広がり、かみつぶすと水分がじゅんと広がった。
付け合わせに紫タマネギがちょっと厚めにスライスしてある。
生なのに辛くなく、甘い。
かみしめたら、大原の土からの水分が体内に入ってきたようだ。
惜しみながら食べてしまったら、今度は白魚が出てきた。
紫がかった白魚だ。
すごい組み合わせだなー。

2008年9月26日金曜日

リードヴォーのカツ



リードヴォーは、牛の胸腺。
炒めたり焼いたりするが、札幌で大好きな小さなレストランでは、これがカツになって出てきた。
モンペール

ふわっとした衣の中に、ちょっとコリッとしたリードヴォーが入っている。
肉厚のタマネギがソースを引き立てている。
今度は秋らしいソテーが出てきた。
札幌はもう秋だ。

2008年9月25日木曜日

アワビを塩でロースト




魚の周りを塩で固めてローストすると、おいしさが閉じ込められて最高級のローストになる。
これをアワビでやるとどうなるか。
出てきたのは、アワビの殻の上に塩がたっぷりともられて焼かれていて、塩が岩のようになっている。
塩を外すと、その下にワカメが出てきた。
ワカメをはがしたら、カットされたアワビと、その横にウニが出てきた。
なるほど、アワビとウニをアワビの殻に詰め、ワカメでカバーしてから塩をのせてオーブンで焼いたわけだ。
ふっくらとおいしく焼き上がっている。

2008年9月24日水曜日

氷茶づけ




関西は「湯づけ」で、薄い出し汁のいわゆるお茶漬けだ。
暑い日、京都の料理店で、夏だけ作るという氷茶づけを作ってくれた。
冷凍庫から氷の小さなブロックを出し、包丁で小さく砕き始めた。
滑るので集中してやっている。
少しのご飯に出し汁を入れ、梅をのせ、砕いた氷をざっと入れた。
京都の夏にあう冷たさだ。
これに丁寧に焼いた干し鰯。
デザートはゼリーの上に岩梨が乗り、抹茶アイスクリームがトッピング。
京都の夏はこれでおしまい。

2008年9月21日日曜日

パリとロンドンの夏




昔は「ロンパリ」なんて言っていたな。
パリの8月は、有名レストラン、高級衣料店、オペラ座等の大きなコンサートなどは全部休みなので、これらに行きたい人はダメ。
一般向けの生鮮市場は休みが多いが、一部の店はやっているし、スーパーマーケットもやっている。一般のレストランやカフェもやっているので、庶民レベルの美味しいものなら十分楽しめる。
音楽が好きな人は、大きなコンサートはすっぱりあきらめて、小さなコンサートを楽しむといい。情報週刊誌「PARISCO」を買い、コンサートのところを見てみると、毎日数カ所でミニコンサートをやっている。
「PARISCO」はもちろんフランス語だが、オーケストラ、ピアノ、ビヴァルディ、バッハ、といったのは判るし、地下鉄の駅名と住所が書いてあるので簡単に行ける。
有名な教会でのコンサートは魅力的だ。
行ってみたら、バリの場末の劇場といった30人位の小屋で、ロシアから来たらしい威厳のあるおじいさんピアニストが出て来てびっくりしたが、実はこれが一番印象に残っている。
お金持ちはパリから脱出しているし、経済活動は静かなので、道路はガラガラ。パリ名物の渋滞はいっさい無い。空気もいいし、風さわやか、空くっきり。朝夕の地下鉄も混んでいない。
パリの夏はお薦め。
自分で料理して楽しみたい人は是非アパートを借りるべき。

「ロンドンには美味しいものが無い」なんて言うのは全く間違い。
観光ルートに乗ったレストラン等を行っているのではないだろうか。
ロンドンには世界のレストランが集まっている。
トルコ料理がうまかったなー。
カフェでもおいしい料理を出す店がたくさんある。

ロンドンのミュージカルはオペラだ。
ブロードウエーとロンドンの「オペラ座の怪人」を比べると、ロンドンの方は、2重唱、4重唱、5重唱と、高度な表現がふんだんに入り、舞台の下にはフルオーケストラ。要するにオペラと同じレベル。
「ビリーエリオット」も、イギリスの気品が漂う。
ロンドンの夏は、パブ、カフェ、世界のレストラン、そしてミュージカル巡りがいい。木曜、土曜日あたりは「マチネ」があるので、午後ミュージカルを楽しんで、早めの夕食、そしてバーを訪ね歩く、なんてものいいな。

パリとロンドンの両方を巡るには、英国航空でロンドン経由パリの往復チケットで両方行ける。あるいはエールフランスでパリ経由ロンドンの往復にしてもいい。
ロンドン-パリ間の鉄道「ユーロスター」は、片道エコノミークラスで11700円、フリーダムクラス、コンフォートクラスとグレードが上がり、最高のプレミア1等は51100円と結構高いが、空港までの移動と税関手続き等の時間を節約するなら鉄道がいい。

2008年9月19日金曜日

ロンドン-10:トルコ料理






ロンドンのアップルストアをニューボンドストリートで見つけた。
別にロンドンまで来てわざわざ買うものも無いが、覗いてみたら、かなり広い2フロアを豪華にゆったり使っている。銀座のアップルストアもいいが、ロンドンは優雅だな。
通りのすべての歴史的建物にあわせ、派手でなく、アップルの渋い旗だけ出ていた。

ストリートの北はすぐオックスフォードストリートで、これを左に曲がり、2百メートルほど行くとH&Mがあり、その先に人がやっとすれ違える位の狭い路地がある。これを入るとすぐに歩道は広くなり、突然カフェだらけのわくわくするエリアになる。ここはさっき通りかかって見つけ、あとで来ようと目をつけていたところだ。
歩道が広がった右側に、ここだけ白い清潔なテーブルクロスを使ったカフェというよりもレストランがあり、第六感で入った。
メニューとウエイターで、ここはトルコ料理店だと判った。

最初に、パンと、それに付けるソースかパテが一緒に来た。
これは、ヨーグルト、オリーブオイル、ハーブ、スパイス、それにオリーブが乗っている。東欧、西欧、アラブがミックス。
これをパン付けて食べるともう最高。
ワインどんどんいってしまうので、自制。
スープはポテトだが、この味がまた不思議な魅力。

トルコ料理9種類少しずつ盛り合わせがあったので頼んだ。
これはいい、トルコ料理を色々楽しめる。
中には三角形の春巻きみたいなもある。これは中国。
ヨーロッパ、東欧、アラブ、そして東洋の接点の料理。
全部食べたが、トルコ料理はやっぱり日本人に合う。

5年ほど前、トルコを2週間ばかり回り、トルコ料理色々食べ、楽しかったが、ロンドンでまた再会するとは思わなかった。
羊肉のバーベキューは下味を付けたのを焼いてあり、アラブの香りがちょっとするのに、東洋、ヨーロッパの片鱗も入っている。実に面白い。

パリ、ロンドンと、色々食べ、たくさん飲み、市場も探索し、面白かった旅の最終はトルコ料理で〆。