2007年3月30日金曜日

静かな東福寺




京都駅の八条口からタクシーで900円程度のところにある東福寺は、ちょっと立ち寄れる落ち着いた大きな寺なので、時々行く。
昨年、紅葉最高潮の時、紅葉は素晴らしかったが、人も凄かった。
今回は桜シーズン直前。

庭園上の空中廊下に入ったら、端から端までだーれも居ない。
静かで長大な廊下だ。
若い女性がこつこつと。私の後ろから近づき、横を過ぎて進んで行った。
はるか向こうの廊下の端から、お坊さんがいそいそと入ってきた。
女性はのんびりふらふらと進んで行き、だいぶ先の方でお坊さんとすれ違った。
女性の姿が小さくなっていく。
お坊さんは、女性が眺めていた広大な庭園にちょっと目を走らせ、ぐんぐんこちらに近づいてきた。
女性が見えなくなり、お坊さんが私の前に来た。
私とお坊さんは互いにこんにちはとお辞儀をし、すれ違った。
私の前の廊下は、再び誰もいなくなった。

ホーーーホケキョ!

澄んだウグイスの声が山に響いた。
静かな東福寺。

2007年3月29日木曜日

井の頭公園の花見


上は、今朝の井の頭公園。
下は、3年前の大混雑花見状態。

大混乱の中の花見が落ち着く人もいますが、静かに味わいたい方は、ジブリの森公園の方に行くと、400メートルトラックがあり、ここは静かですよ。穴場です。

グラスフェッドビーフの脂肪



賑わっているカフェレストランに飛び込んだ。
メニューを見たら、ビーフステーキがある。
ウイーンに来てからビーフはまだ食べていない。
ヨーロッパはグラスフェッドビーフ(牧草飼育)だ。
グラスフェッドビーフは、価格は安い。しかし霜降りではない。穀物飼育していないからだ。草だけ食べて自然に育っているので、肉は硬い。しかしこれを熟成させると、さっぱりと、自然の風味の美味しいステーキになる。
熟成していないグラスフェッドビーフは、ゴムみたいに硬く、最悪だ。
熟成しているグラスフェッドビーフは、ある程度軟らかくなる。しっかり噛んで食べるとおいしさがにじみ出てくる。
出て来たステーキは、正にこれ。
がっしりした脂肪が付いている。
これを赤身とバランスよくカットして、もぐもぐ。
うーーーん、これはいい。
脂肪のところだけちょっと食べてみようかな。
これもいい。
脂肪だけもっと焼いてくれないかな。そうすると残った赤身とうまくバランスとれるのにな。
いつも日本で脂肪を除けているのに、ここに来たらこの始末だ。
ウイーンに居る間、体重何キロになってしまっているだろうか。
どこにも量りが無いから気にならないでいいけど……

帰りのオーストリア航空、体重調整のため、ほとんど食べなかった。
ウイーンからの直行だと、北京を通り、ソウル、名古屋、そして富士山を左に見ながら成田に入って行くんだ。
三鷹に帰ったら、ウオーキングして、プール行って、スチームサウナとジャグジバス何往復もしなければ。

2007年3月28日水曜日

オペラハウスのオープンサンド




今日のオペラは「椿姫」
チケットは85ユーロ。日本での価格と比べたらずいぶん安い。
席はパリッと決めた紳士と着飾ったご婦人達で満席。
オペラは、ファッションも一緒に楽しめる。
楽しみは休憩時間。
30分ほどの間に、軽食やワインを楽しむのだが、この間、数ヶ所にあるこの豪華なオペラハウスを、舞うようにして、いや、ウロウロしながら、この時とばかりにご婦人方のドレスを鑑賞する。
コンサートのために、ドレスをそろえ、楽しむわけだ。
宮殿のようなロビーで、シャンパンを優雅にやっている。
軽食はオープンサンドが主だ。といっても、スモークサーモン、キャビア、生ハムなど、素材な高級。
ウイーンは小さな街なので、やあやあしばらく、といった出会いがあちこちであるようだ。

時間が来て、賑わっていたロビーがさっと引き、皆さん再び客席に。
後半のアリアはどれも朗々と巨大なホールに響く。
椿姫の死で重々しく終わるこのオペラでは、最後の幕で涙を流す人も多い。
さっと幕が落ちたあと、余韻を味わう静寂が一瞬あり、そして弾けるような拍手がオペラハウスを震わせ出した。
何度も何度も繰り返すカーテンコール。
素晴らしかったー!
オーケストラが引いても、客は帰らず、カーテンコールは続く。
皆スタンディングオベーションだ。
外に出たら10時過ぎ。
オペラで火照った顔に、冬の風が気持ちいい。
さあ、美味しそうなカフェレストラン物色しようか。

2007年3月27日火曜日

本場ウインナソーセージ





ウイーンに来たら、本場のウインナソーセージ、絶対食べなければ。
あちこち歩き疲れて、老舗のカフェに入った。
時間は午後2時、腹減ったー。
ビール飲んで、ワイン飲んで、昼寝して、コンサートに備えようか。
何食べようかメニュー見てたら、隣の老夫婦のテーブルに、長ーいソーセージが2本入った皿が2皿運ばれてきた。あれだ!!
ビールに、ソーセージに、チーズ入りのサラダに、ポテトを頼んだ。
ビールは、オーストリア航空で飲んでおいしかったブランドの生ビールだ。
このブランドの配送車はあちこち走っている。多分オーストリアのトップブランドなんだろう。
生はまた格別な味だ。歩いて心地よい疲れもあるんだろう、最高。
ソーセージが来た。
香り良く、辛さそれほどでもないマスタードだ。
刻んだホースラディッシュもたっぷり。
ナイフで大きめに切って、ガブリ。
豊かなソーセージが口いっぱいに広がった。
なんにも、全く癖がなく、素直な味だ。
こういう素朴なソーセージって、日本で出会ったことない。
長いの2本、どんどん無くなって行く。
ビールおかわり!
ポテトが来た。
親指ほどのミニポテトが、ふっくらとスチームされて、ほかほかと湯気を上げている。
このポテトは、このあいだ行ったスーパー「ユリウス」の野菜売り場で見かけて、食べたいなーと思っていたヤツだ。
ポクポクと、これもナチュラルな味。
次、ワイン!

時間は午後3時。
これからホテル帰って、昼寝して、7時からのコンサートに備えよう。

2007年3月26日月曜日

エビ充実のデリ



デリカテッセンの視察もかねているので、デリストア色々見る。
ウイーンのイタリアンデリに入った。
何だかわからないが、エビがずいぶんある。
ウイーンの人はエビが好きなんだろうか。
きれいなディスプレイ。
後ろにグリドルやオーブンなどの調理機械が並んでいる。
エビの入ったトマト味のスパゲティがある。
焼きうどんに見えて、思わず指さしてしまった。
サンドイッチも注文。
すぐにパックするのかと思ったら、スパゲティはトレイに入れたが、蓋はしない。
お姐さん、巨大なエビを出してきて、縦2つに開いて、グリドルで焼き始めた。
エビのサイズは「8アンダー」だ。頭無しで長さ20センチはある。
あのエビ、どうするのかな? 別の客の注文だろうな? でもおいしそうだな? あのでかい肉を大口開けてガブリと噛ったらおいしいだろうな。
私の注文したパックはまだ開けたまま。もしかして……
巨大エビが焼けたようだ。
デリのお姐さん、焼けたエビを、私のトレイに入れた! やったー!!
ホテルに持って帰って、がつがつ食べた。
「巨大エビ付き焼きうどんトマト味」おいしかったーーー。

2007年3月23日金曜日

世界一美しい図書館




中世の巨大な教会を舞台にした小説「薔薇の名前」
ショーンコネリー主演の映画にもなった。
この中に、壮大な図書館が出てくる。司祭、修道士達が、大きな色刷りの立派な本を読み、研究している場面だ。
やはり映画「ハンニバル」で、レクター博士が、イタリアの古い図書館の司書になって隠れ、そこの本を分析したある結論をセミナーで発表する場面がある。これも膨大な古書が背景にある。
どちらも、中世の図書館が舞台だ。
これが、全くそのまま、いや、もっともっと巨大な本物の図書館として、ウイーンの王宮の中にある。
「世界一美しい図書館」と呼ばれている。
最初、どういうものかわからないで、名前が面白そうだから、とにかく行ってみた。古い本が見れるのか、図書館そのものが美しいのか、全く知らないで。

巨大なドアを入ったら、500年、すっ飛んだ。

普通のビルなら、4〜5階分の高さのところに、2層になって、古書がびっしり。
巨大な空間が、本で囲まれている。
天井はドームになり、立派なフラスコ画。
天井近くの窓から、やわらかい冬の光が射し込んでいる。
古書は革張りで、大きなのは高さ1メートルにもなるだろうか。
高いところの本をとるために、各本棚には木製の移動式階段が付いている。

ここには中世の文書、記録がびっしりと詰まっている。
いったいどんな本があるのだろうか。
司書は、どのようにこれらを読んでいるのだろうか。
いや、そんなことは出来ていないんじゃないかな?
そんな甘ったるい量ではないんだから。

ある棚のところに行ったら、大きなドアが半分開けてある。
中を見たら、その向こうにも本棚。そこにもびっしりと本。
本棚の1ブロックが扉になっている。その向こうに本が隠してあるのだ。
ミステリーの世界がそのまま。魔女、魔王の館がそのまま。