2007年12月21日金曜日
札幌から野辺地へ
12時22分発の特急で札幌を出て、函館経由で野辺地に向かう。
札幌の雪はさらっとしていて、吹き飛ぶので、列車は苫小牧からしばらくは雪煙を飛ばしながら走る。しかし更に南に向かい、伊達紋別を過ぎる頃から次第に雪は湿気を含んだ重いのに変ってくる。
夕暮れの中、どっしりした雪と、青黒く冷たそうな海、雪雲の中を列車は函館に入った。
函館で列車を乗り換え、津軽海峡線(青函トンネル)に向かって走る。
乗っている車両には、私と夫婦1組の旅行者だけ。関西弁で時々ひそやかに話している。関西の人がどういう理由でこの列車に乗っているんだろう。奥さんが海を見て「寒そー!」
夜に入り、時々寂しそうに民家や番屋の灯が走り過ぎる。
長いトンネルに入り、最深部あたりでトンネル内に灯っているブルーのライトが横切った。
ここが最深部だ。
海底から100メートル下を通っているという、すごい工事だったんだろうな。
列車内の電光掲示板に「ただいま竜飛岬駅付近を通過」と出て来た。
昨年の秋、竜飛岬の上からこの海底トンネル駅に降りるツアーに行ったが、今日はそのトンネル側を走っているのだ。トンネルの中と外、両方行ったわけだ。
青森で列車は向きを変え、30分で野辺地着、18時10分。
札幌から6時間近くかかったが、面白かった。
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