2007年12月13日木曜日

鯛茶のおみや



銀座の「竹葉亭」は鰻が名物だが、「鯛茶漬け」も有名。
鯛茶漬けは御飯とお茶がついているが、以前この独特のタレに浸けた鯛だけをつまみに頼むのに「鯛茶漬けの鯛だけ」と注文していたが、数年前からこれそのものが、名前もそのままでメニューになった。同じように「鮪茶漬けの鮪だけ」というメニューも横に載っている。

この日もこれで飲んでいたが、お土産にこの鯛茶漬けがあるので頼んで見た。
一体どういうパッケージになっているんだろうか?
同じお土産に「天丼」もあるので、これも一緒に注文。
家に帰って、鯛茶漬けの鯛だけ冷蔵庫に入れ、ことんと寝、翌日曜日の昼近く起き出し、このおみや(げ)を開けて見た。
お茶漬け用に小さめに切った切り身は、何となく店で注文するよりも多いようだ。
秘伝のタレはミニボトルに入っている。
擦り下ろしたワサビと細切りにした葱が添えられている。
海苔は小さな袋に。
このパックの上に氷が入った袋が乗せられている。
これは素晴らしい。

盛り付けたら、見事に店の鯛茶漬けの鯛だけが再現。
そして御飯を温めた。
竹葉亭の御飯はちょっと硬めに炊いてあり、これだけでつまみになる。
湯気が出ている御飯の上に、たっぷりタレを浸けた鯛をちょこんと乗せる。
ミニミニ鞠握りのようにして、ぽこんと口に放り込む。
ああ、銀座の味が、わが家でも。
酒飲みながらだとグズグズゆっくり食べるのだが、朝飯だと早い。
御飯お代わり!
結局、お茶漬けまで行かないまま、全て無くなってしまった。
これ、またやろう。
天丼? 娘の弁当に持っていかれた。

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