2012年12月6日木曜日

1208ロンドン19:チャイコフスキーの「Manfred」

今日のPromsのメインはチャイコフスキーの「Manfred」という曲で、これは聴いたことない。
Wikipediaによると「バイロン卿が1817年に書いた劇詩『マンフレッド』(Manfred)に基づくチャイコフスキー唯一の標題交響曲であり、チャイコフスキーが番号付けを行なわなかった唯一の交響曲である(ただし順番から言うと、《交響曲 第4番》《交響曲 第5番》の間に作曲されている)」
ということ。
この曲をバーンスタインは「クズ」といい、トスカニーニは「絶賛」
評価極端だな。
そして最後に「実演で取り上げられる機会には恵まれていない。」ともある。なるほど!
実に雄大な曲で、こんなすごい曲が一般的に知られていないようなのでびっくり。

第4楽章みたいな第1楽章が終わったら、指揮者もオーケストラもちょっと長い一息が入った。
一緒に聴衆の方も低くガヤガヤ。
このガヤガヤは「すごい曲だね〜〜〜!!」と、驚きのつぶやきだ。
多くの人が初めで聴いたのだろう。
興奮が静まり、第2楽章へ入った。
終楽章ではパイプオルガンまで鳴り響く。

この曲、なぜ一般的でないかは終わってわかった。
旋律が口ずさむようなものでないからだろう。
CDで聴く曲じゃなく、コンサートで聴かなきゃ面白くない曲だ。
また、これだけの大規模で演奏もそう開くことは出来ないのだろう。
こんな曲に出会えるのもPromsだな。
(2012年8月記)

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