2013年12月27日金曜日

八丈島-05:島寿司



八丈島は地熱発電に風力発電を加えている。
地熱発電展示館の人に八丈島の人口を聞いたら「8千30人です」
30人まで即答えるところがいいね。
人口はじわじわ減っているそうで、2人いなくなったら「8千28人」というのだろう。
火山から出来た島なので温泉があちこちにある。

昼過ぎに海を見下ろす温泉に行ったら「今日初めてのお客様です、大歓迎」」
町営なのでこれでやって行けるようだ。
鉄分が多い温泉で咽乾かせてホテルに帰り、ちょっと仕事していたら夕闇になり、さてそろそろ……
居酒屋行く時に乗ったタクシーは電気自動車。
「島でガソリンは180円と高いから」
島内でタクシー何台ぐらいあるかと聞いたら「38台です」と、これも一台単位で答える。
八丈島の名物メニューの一つに島寿司がある。
昔魚の保存が効かなかったので、醤油漬けにしたところから来た。
漬けのにぎり寿司だな。
魚はカジキや鯛などの白身を使っている。
島寿司は予約が必要としている店が多いが、今日の店は予約無しでオーケー。
一人前8カンなので「半分出来ますか?」
4個作ってくれた、親切でうれしいね。
島寿司はつまみになる。

2013年12月26日木曜日

八丈島-04:岩のり

まっちゃん」の大将が海岸の岩場からそぎ取ってきた岩のりを1センチほどの厚さに乾燥させた。
「よく噛むと味が出てきます」
口に入れて咬むと、硬い。繊維を噛むようだ。
30回ほど噛んでいると、じわじわと味がしみ出てくる。
これはいいね!
この岩のり、大将独自の製法なので、ここでしか食べられない。

2013年12月25日水曜日

八丈島-03:アロエの刺身

まっちゃん」のメニューにアロエがある。
「アロエはこの島の万能薬です」
空港からホテルに行くまでアロエの道路みたいなところがあったが……
「そこら辺にあるのじゃなくて、ウチのは最高!」
と、外に出て行き、裏の巨大なアロエをもいできた。
厚い、透明なぶるぶるに、かつお節と薄いポン酢で味付け。
腹の中を洗浄するようだ。

2013年12月24日火曜日

八丈島-02:くさやと和え物

一人なので半分無いかと聞いたら「それなら、1匹の半分をそのまま焼いて、あと半分をアシタバとの和え物に」
八丈島のくさやの特徴は、漬けたあと、水にさらして薄味にした点だという。
骨のある半身をかじると、そんな臭くは無く、むしろいい香りだ。
もう半身で作ってくれたアシタバとの和え物は臭みが全く無くなり、香りだけ残っている。
な〜るほど! くさや、気に入ったな!

2013年12月20日金曜日

八丈島-01:刺身に青唐辛子

 強風で降りれない場合羽田に引き返す、という条件付きで飛び立ったジェット機は風に煽られながら何とか八丈島空港着陸。
迎えに来たビューホテルの人は「島では、この程度はそよ風です」
前回の台風では風速45メートル。
ビューホテル到着し、ちょっと原稿書いて、夕方を待ちかねて太平洋を見下ろすあっつい風呂に入って咽乾かせ、ホテルの人に紹介された「まっちゃん」へ。
 日本の多くの都市に「親不孝通り」というのがあるが、何とこの八丈島にもあり、その路地みたいな通りに店はある。タクシーで行かなければ絶対見付からない。
生ビールをぐぐぐ〜〜〜とやり出したら、隣に一人で座っていた人が名刺を持って挨拶に来た。
私がホテルから電話してもらってきたのを聞いていたようだ。
何で名刺なんて出すんだと思ったら、ビューホテルの調理長。
 「泊まって頂いてありがとうございます」
その料理長が何でホテルで仕事していないで居酒屋にいるんだ?
「今日の宿泊客は8名ですから……」
暇なので休みなんだ。
この料理長、秋田から流れ流れて島に来た。ルートは不明。
店は夫婦でやっていて、こっちは東京中野から流れてきた。会社やめて、のんびりくらせる良いところを探し探した結果、この八丈島に来た。20年前。のんびりいい暮らししているようだ。
早速最初の料理はもちろん島の刺身。
なんとか鯛と聞いたが忘れた。要するに島に揚がった鯛2種類。
そして、醤油の上に小さな青唐辛子が半切れになってポツンと入れてある。
女将さんが「島ではこれで食べるんです」
箸でちょっとつぶして辛味と香りを出し、これに鯛を浸けて食べたら、美味い!
ちょっと辛い程度だが、香りがすごい。刺身にふわっと絡まり、旨味倍増。
これはすごいの見付けた。
この唐芥子、冷凍して取っておくそうだ。
買って帰ろう。
刺身のツマに青い葉っぱが無造作に置いてある。
アシタバの生。
パリッと齧ると、これもいい。小さめの葉をこうするようだ。
明日からの八丈島、面白そうだな。

2013年12月17日火曜日

104歳の手打ち蕎麦


 野尻湖のおばあちゃんは一月生まれなので、年が明ければ104歳!
私が来るというので、蕎麦打って待っていてくれた。
18歳の頃から始めたというから、蕎麦打ち86年!
蕎麦打ち、力が要るのに、現役。うれしいね。
腰があり、つややかで、香りたっぷりの田舎蕎麦が、じ〜んと、舌にも、胸にもしみ渡った。
手作り漬物もしゃきしゃき。

2013年12月16日月曜日

天然ナメコのおろし和え

ナメコは天然の方が美味しい。
小さいナメコしか一般には出ていないが、ナメコは大きい方が美味しい。
何で大きい方が美味しいのに出ていないのかというと、小さいのしか出回っていなくて、単に知られていないから。
最近やっとわずかに出て来たようで、時々見かける。
しかし、天然の大きいナメコには出会うことはない。なかった。
それが、野尻湖のおばあちゃんのところに遊びに行ったら、出て来た。
おいしい、おいしい、おいしい、おいしい!
貴重品をお代わり。
これ、おばあちゃんのところでは、そこら辺に当たり前にあるようだ。

2013年12月12日木曜日

釣どんこのなめろう


帯広からトラブル続きのJR北海道で雪の石勝峠を越えて新千歳空港へ何とか無事到着。
仙台空港経由で盛岡へ。
30年間やっていた店が近くに移転し、新装なった「おおいし
大将に「おめでとう!」と言いながら「風向きから言うと、カウンターの玄関側を禁煙にした方が良いよ」と一応要求。
まずは今日のお勧めをとみたら寒ブリがある。北陸や関西では正月に欠かせない魚だ。
豪快な刺身をかじりながら、次はと探していたら「釣どんこみそ叩き(なめろう)」を発見。
注文したら大将「おーい! 味噌持って来てくれ〜!」
早速たたき始めた。
東北にしては薄味関西風に叩いているのでさっぱりと仕上がっている。
小さな一口を箸でちぎり取り、舌に乗せるとねっとり。
焼酎お代わり!!

2013年12月11日水曜日

美瑛の糖度11タマネギかき揚げ

 帯広の居酒屋「たけとんぼ」で温奴と牡蛎フライで、1杯350円のグラスワインを舐めていたら、
「美瑛町糖度11〜北もみじ玉葱かきあげ」というのがメニューにある。
帯広の代表生産物の一つはタマネギ。
早速注文。
肉が厚くて、齧るとジュッと汁がにじみ出てくる。


2013年12月6日金曜日

巨大ホッケのスペアリブ

今月、帯広への出張2回目。
四つ葉乳業の工場見学を終えた後、いつものふく井ホテルの温泉にゆっくり浸かって体温めて、締まった冷気の中をすっかり気に入った居酒屋「たけとんぼ」へ。
刺身にホタテ、ソイ、ヒラメ、ドンコを盛り合わせ頼んでつまみながら、今日はワインに統一した。何しろなかなかさっぱりとしたのが1500円なんだから。
 北海道に来たら焼き魚はもちろんホッケ。
ホッケは東京辺りで時々見つけるが小さい。ホッケは大きくなくちゃ美味しくない。
大きいと一人では無理だが、今晩は6名の宴会なので、気軽に頼める。
ドンと出て来たホッケは巨大。
一斉に箸が出た所で私はスペアリブを無事ゲット。
これをしゃぶると美味いんだよね。

2013年12月3日火曜日

鯛のカマ

 京都から近江八幡まで新快速で30分。
出番まで3時間ほどあるので街歩き。
堀端の周囲にある昔のままの街並みをぶらぶら。

仕事終わって京都に戻り「志る幸」へ。
焼き物に鯛のカマ。
ヒレをつまみ出し、身をしゃぶってから、ヒレ先から元までバリバリ齧る。
ついでにつまみで鯛握り。
秋らしく菊花がひらりと乗せてある。
小さめの舎利が良いね。