2007年11月8日木曜日

バフンウニの握り



バフンは馬糞、食品の名前としてはふさわしくないが、形が似ているからこう呼ばれるようだ。
もうひとつの一般的なウニは「紫ウニ」で、バフンウニより価格は安い。
バフンウニにも、大きいのから小さいのまで色々ある。
大きなバフンウニ1切れを乗せた握り寿司が今日の仕上げだった。
このウニは、いと賀の大将が漁師に頼んだもの。
大将は、鬼エビ、アワビなど、直接料理に頼んでいるものが色々ある。
こんな大きなウニだけ採ってもらうのかと思ったらそうではなく、注文した量のウニを採り、それを無選別でゲタ(ウニを入れる木の箱)に乗せてくる。
その中から、大木なのを選んで、握りにしてくれたのだ。
元のゲタを見たら、大きいのが少しだけ、あとは中小のが乗っている。
こういう無選別は料理屋向けにしか売れないだろうな。
仲買いやましてや小売店向けでは、大きさと色が揃っているのを要求されるから。
しかし、資源、もったいなさ、コストといった点から、無選別はいい。
量販店向けの野菜なんか、工業製品みたいなことを要求されている。
葱は長さ30センチで先っぽが3つに分かれているとか、キュウリの長さと太さはどうかとか、またそれを消費者が欲しているようだし、物流やパッケージにぴったりあった大きさでないとうまくいかないという理由もあるようだし。
でも、おいしいの、無選別で、安く無駄無くの方がいいな。

ホクホクのウニ握り。

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