2014年4月25日金曜日

1404ウィーン10:ホワイトアスパラサラダ

 楽友協会ホールの「ブラームスホール」で弦楽四重奏のコンサート。
コンサートに合わせて軽くドレスアップしたウィーンの皆さんが集まる場所は楽しい。
60代程のご夫婦が多く、奥様達の目立たずしかし高品質の眼鏡など眺めながらチャイコフスキーが始まったが、しばらくしたらいきなり現代音楽に切り替わった。
チャイコフスキーのはずが何故?
こっそりプログラムをよく見ると、チャイコフスキーを何とかいう人が編曲したとある。
つまり、チャイコフスキーの現代音楽化。
ウィーンの皆さんも、声には出さないが「どうなった?」と戸惑っている風。
どこが曲の境目か分からないので、拍手も出ず。
前半がやっと終わってガヤガヤ。
つまらないというのでは無く、サプライズだな。
こんな曲、日本では絶対に演奏不可能だな。
ウィーンの底力。
しかし、この小型のホールも黄金で華やか。
後半はまともな演奏で楽しく、落ち着いた。
終わって「gasthaus zur oper」三度目。
9時半過ぎに入ったが、我々の後からもコンサートファッション組が入店してきた。
この店、コンサート前とアフターコンサートの二度ピークがあるようだ。
ホワイトアスパラ、今晩はサラダ仕立て。
冷たいサラダだと、ホワイトアスパラの香りが引き締まる。

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