2012年3月16日金曜日

米沢とうがらし




米沢の隠れた名物の一つはトウガラシ。
地元の人愛用で、外には出ない。
地元分しか生産出来ないから。

トウガラシは辛すぎると香りが分からない。
日本のある産地のトウガラシを韓国に輸出したら「辛すぎる」と返品されたという。
米沢とうがらしは適度な辛さとふくよかな香り。
以前おばあちゃんが作っていて、おばあちゃんがあっちに行ったらもう無くなると言われていたのが、今は次世代に継がれている。
ラベルが「赤湯温泉唐からし粉」から「米沢とうがらし」になり、瓶は同じだが、キャップが丸くなった。

米沢は蕎麦がおいしく、おいしい蕎麦屋が十数軒ある。
米沢の人の蕎麦の食べ方の一つに、蕎麦にこの唐芥子を直接ぱらぱらと降りかけてからタレに浸けてすすり込む。
この反対の食べ方は「水蕎麦」で、タレを使わず、ちょっと〔美味しい〕水を付けて食べる。
「タレなんかに浸けたら蕎麦の味が分からなくなる」というこだわりだ。

「米沢とうがらし」スープに振りかけたら、ネギの上に真っ赤な彩り。

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