2007年6月5日火曜日

祇園のイタリアン



祇園をぶらぶら、和風洋風色々な店が並ぶ。
京都の店や家は、間口が狭いが、中に入ると奥行きがある。
鰻の寝床のようになっているのは、昔、間口の大きさによって税金を課したところから来ている。狭い間口なら税金が安い。
真っ白なのれんをくぐったら、突然数百年は経っていそうな古い町屋を改造したイタリア料理店がひっそりと、奥長細くたたずんでいる。
お箸で食べるイタリアン「スコルピオーネ祇園
がっしりした柱で組み上がっている建物の中は、破れた皮を使って古いイメージを出した椅子や照明など、長い時間を思わせるデザインが工夫されている。
白身魚のカルパッチョは、さっぱりしたイタリアンドレッシングに、そら豆、絹さや、京菜がたっぷりとまぶされている。
カツオの刺し身は、軽く揚げられたハーブがあしらわれ、巻いて食べると魅力的鮮烈味。
和牛のタタキとタケノコという、京都の皆さんがよく食べる食材が見事に調和している。嵯峨野の竹林が見えるようだ。
キリッとしたワインを1本飲んで、すっかり出来上がってしまった。
ふらふらと巽橋を渡ったら、白川の川面にお茶屋の灯がキラキラと光っていた。


イタリアン 祇園町屋の をどりの灯

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