2007年5月6日日曜日

ラ・フォル・ジュネ「熱狂の日」音楽祭2007



フランスのナントで始まった音楽祭が、一昨年「ベートーベン週間」で、東京国際フォーラムに来た。昨年は「モーツアルト週間」
そして、今年は「民族のハーモニー」という副題で、登場する作曲家は、ロシア=アリャビエフ * グラズノフ * グリンカ * ショスタコーヴィチ * スクリャービン * ストラヴィンスキー * チャイコフスキー * ボロディン * ミャスコフスキー * ムソルグスキー * ラフマニノフ * リャードフ * リムスキー=コルサコフ * ルビンシテイン。チェコ=スーク * スメタナ * ドヴォルザーク * マルティヌー * ヤナーチェク。ハンガリー=コダーイ * バルトーク * リスト。ポーランド= シマノフスキ * ショパン。クロアチア * ミレティチ。ノルウェー=グリーグ。フィンランド=クーラ * シベリウス * ラウタヴァーラ。スウェーデン=アルヴェーン * ヴィカンデル * ヒルボリ。デンマーク=ニールセン * ゲーゼ。フランス=グノー * サティ * サン=サーンス * シャブリエ * ショーソン * デュパルク * ドビュッシー * ドリーブ * フランク * ビゼー * フォーレ * ミヨー * ラヴェル。ベルギー=イザイ。スペイン=アルベニス * グラナドス * グリディ * トゥリーナ * ファリャ * ロドリーゴ。アメリカ=ガーシュウィン。日本 * 小山清茂 * 武満徹 (同イベントのホームページから)
これを、ゴールデンウイーク中びっしりとやる。

0歳から入れる早朝のコンサートもあるし、ほとんどは3歳または6歳以上から入れる。一つのプログラムは45分程度で、1500円から最高で3000円。気軽に楽しめる民族クラシックの大イベントだ。
面白いのは、ドイツとオーストリーが無いことだ。過去2年の分はいっさい入れていないというところだろうか。
「民族」というテーマと同時に、ほとんど聴いたことが無い作曲家、曲がわんさとある。これは「メカニック」というところで実に面白い。

若い人がかなり多く、子供連れもだいぶ居る。演奏中子供たちは結構静か。手軽にクラシックを聴けるようにすれば、ファンはたくさん居るんだ。日本もなかなか捨てたもんじゃない。こういうイベントどんどんやって欲しい。

中庭には屋台がたくさんあり、アルコール類も色々。コンサートの合間に、冷たく冷えたビールで一杯やっている人や、中にはワイン数本並べて宴会になっているグループも居る。
無料の演奏が中央で行われている中庭に、初夏のさわやかな風が吹き抜けていく。そして三々五々、予約の会場に人々は楽しそうに動いて行く。
5/4昼の時点で、チケットは70%ほどが売り切れていたが、探せば面白そうなのはまだ残っている。
音楽で世界を旅する、という触れ込みだが、作曲家、演奏者がこれだけいれば、全くそうだ。
「アーティスト」のカードをぶら下げたチェロやバイオリンを持った人もちらほらと。演奏もし、聴き回ってもいるんだろう。

私は昨日と一昨日で、
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 1500円
リムスキー=コルサコフ : 交響組曲「シェヘラザード」 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 2000円
バルトーク : ピアノ協奏曲第3番と弦楽のためのディヴェルティメント ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ) レ・シエクル 2500円
を聴いた。
そして今日これから、
フォーレ : レクイエム 作品48 ローザンヌ声楽アンサンブル 3000円
ラヴェル : 「ダフニスとクロエ」ビルバオ交響楽団 3000円
最終日の今日はどういうことになるか、楽しみだなー。

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