2011年10月3日月曜日

1108ロンドン32:シンプソンのローストビーフ






シンプソン・イン・ザ・ストランドはチェスのクラブから始まったロンドン最上クラスのレストラン。
団体客や子供連れは2階に上げられるという。
名物グランドフロアで食べたいから1ヶ月ほど前にメールした。
返信はすぐあり、予約のお礼と、ドレスコードが書かれていた。

行ったらどうってことない、半袖シャツや子供も一部グランドフロアに。
ウエイターと燕尾服のマネージャーの応対はさすがで、落ち着きながらフレンドリーにあふれている。
スターターで生牡蛎、メインはローストビーフと注文したら、ウエイター「うん、そうだろうそうだろう」とうれしそうにうなずく。

ローストビーフはカートに乗せられ、テーブル前でカットしてくれる。
米国のローリーズはこれをまねたのかな?
皿に盛り付けて、グレービーソースをたっぷり。
さて、本場物はどうかと思っていたが、赤身の熟成した骨付きリブの中心には、リブキャップとの間にある香り高い脂肪が白くつややかに光っている。
ロンドンで今まで食べた中でも、特に軟らかい。
熟成した高級な軟らかさだ。
味もソフト。
ヨークシャープディングをちょっと削り取り、赤身に脂肪を混ぜ、ソースと一緒に絡めて食べると、豊かな香りが口中に満ちる。
さすがだね。
付け合わせ野菜もしゃきしゃきと、メリハリきいた組み合わせ。
このローストビーフ、28ポンド位だったから、ロンドン一の価格としては安い。(11年8月)

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