2009年10月15日木曜日

ぼた山の町でアラのあら炊き




福岡県の飯塚市に何回か行くことになった。
飯塚はぼた山の町。
ぼた山は炭坑の掘削で出て来た石炭のくずを捨てた山で、今ではここしか無いと言う。
交差点の交通標識の裏にぼた山の写真。
飯塚はぼた山を文化的名物として大事にしているようだ。
ぼた山は石炭が含まれているので、自然発火し、夜は異様な光景だったようだ。
今残っているぼた山は、もう火はつかず、樹が生い茂り、ちょっと見ると普通の山のようだ。

さて、新しい町に通うことになった時、真っ先に必要なのは、得意の店。
その町で、魚系の、美味しくて、価格も手頃な店を、地元の人に聞いて見つける。
見つけたら、浮気をせずに、行く度に通う。
そうすると、お得意さんにすぐになり、美味しいものを出してくれる。

仕事が終わってすぐ聞いた「この町で、おいしい店はどこですか?」
一番年配の方がすぐに「それはむつごろうです」

刺身の盛り合わせに、活イカが入っている。
ゲソの部分がにょろにょろと、うごめく虹のように光っている。
目を近づけてよく見ると、内部が光りうごめき、宇宙的だな。

「アラのあら炊き」というのがある。
大型高級魚のクエを、九州ではアラと呼ぶ。
そのあら炊きだから「アラのあら炊き」
身がしっかりしまって硬く、皮も頑丈だ。肉感、食感がたっぷりの身と軟骨、スジをまとめて楽しめる。
アラを食べ終わった所に、さっきのイカのゲソが焼かれて出て来た。
ゲソの軟骨がうまいんだな〜〜。

半年ばかりこの料理屋楽しめるな。

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