2008年6月11日水曜日

米沢和牛の「サガリ」





山菜いろいろ食べると、腹が減る。
そこでちょっとだけ肉になった。
東北で肉と言うと豚肉が普通だが、この米沢だけは牛肉が当たり前。
春は山菜と牛肉、秋はキノコと牛肉を、大きな鍋で煮てパーティーをする街だ。

今回は米沢和牛の「サガリ」
「志乃」の女将が「私、サガリ大好きー」と言ったので、そうだ、サガリ1本みんなで食べようと、米澤佐藤畜産本店の佐藤店長に持って来てもらった。

サガリというのは、横隔膜を背中から支えている筋肉で、内蔵の横隔膜にそのままつながっているので内蔵肉扱いだ。
英語では「ハンギングテンダー」という。
テンダーはテンダーロインのテンダーと同じ「軟らかい」意味で、それにぶら下がるの「ハンギング」が付いている。わかりやすい表現だ。
ついでに言うと、横隔膜につながっている薄く細長い筋肉が「ハラミ」で、英語で「アウトサイドスカート」。
これは昔は知られなかったが、十年ほど前から手頃な価格なのにカルビに近い味なので、今では人気。

サガリもハラミも、低価格の焼き肉の食材だが、今日のサガリは何しろ米沢和牛のサガリなので、位が違う。
輸入のサガリは1本2〜3キロ程度だが、今日のサガリは6キロほどあった。
適量を女将に渡し、あとは山菜たくさんの仕上げとして炭火で焼いてがんがん。
熟成したロース肉の霜降り、といってもいいような幸せな味。

最後はご飯の仕上げは、いつも私が食べている紫蘇巻きの焼きおにぎり。
これに、棒ワラビと小茄子の浅漬け。

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