2007年3月28日水曜日

オペラハウスのオープンサンド




今日のオペラは「椿姫」
チケットは85ユーロ。日本での価格と比べたらずいぶん安い。
席はパリッと決めた紳士と着飾ったご婦人達で満席。
オペラは、ファッションも一緒に楽しめる。
楽しみは休憩時間。
30分ほどの間に、軽食やワインを楽しむのだが、この間、数ヶ所にあるこの豪華なオペラハウスを、舞うようにして、いや、ウロウロしながら、この時とばかりにご婦人方のドレスを鑑賞する。
コンサートのために、ドレスをそろえ、楽しむわけだ。
宮殿のようなロビーで、シャンパンを優雅にやっている。
軽食はオープンサンドが主だ。といっても、スモークサーモン、キャビア、生ハムなど、素材な高級。
ウイーンは小さな街なので、やあやあしばらく、といった出会いがあちこちであるようだ。

時間が来て、賑わっていたロビーがさっと引き、皆さん再び客席に。
後半のアリアはどれも朗々と巨大なホールに響く。
椿姫の死で重々しく終わるこのオペラでは、最後の幕で涙を流す人も多い。
さっと幕が落ちたあと、余韻を味わう静寂が一瞬あり、そして弾けるような拍手がオペラハウスを震わせ出した。
何度も何度も繰り返すカーテンコール。
素晴らしかったー!
オーケストラが引いても、客は帰らず、カーテンコールは続く。
皆スタンディングオベーションだ。
外に出たら10時過ぎ。
オペラで火照った顔に、冬の風が気持ちいい。
さあ、美味しそうなカフェレストラン物色しようか。

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