2007年3月8日木曜日

スマートの宣伝カー




ウイーンの町中で、コンパクトカー「スマート」の宣伝付きがあった。
これは車体にスポンサーのペイントをした車をリースし、使用者に町中を走ってもらうことで宣伝をしている。
使用者は宣伝料分安く車を使うことが出来る。
車は停めたままだと宣伝にならないので「月に300キロ以上走ること」といった条件になっている。ガソリン代は自前だ。
スマートは長距離を走るような車ではないので、街のレストランなどでも宣伝効果があるようで、広がっているという。
安く車を使え、省エネになる方法として、共同でリースして会員制にしたり、この広告方式などがあるようだ。
スポンサーは、家具販売店、ラジオ局、レストランなど、さまざまだ。

2007年3月7日水曜日

ウイーン風カツレツ




ウイーンのホテルに夕方早目に付いたので、すぐに楽友協会ホールのチケット売り場へ。このホールは毎年元旦にウイーンフィルの新春コンサートが行なわれるところで世界的に有名。明日のラフマニノフ・ピアノ協奏曲2番と、明後日のベートーベン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」のチケットを確保。これで日本で予約しておいたオペラ「椿姫」と合わせて、3晩、全ての席を確保した。

席を確保して安心したので、次は夕飯。
シュテファン大寺院の裏に、ウイーン風カツレツ(ヴィーナー・シュニッツェル)の老舗があるというので、繁華街を寄り道しながらウロウロ。ステファンに付いたら、何やら臭い、馬糞の臭いだ、観光客向けの馬車の溜まり場だった。
教会の裏に入り、キョロキョロ探していたら、細い路地のずーっと奥に何やら人集りがしているところがある、もしかしてと入って行ったら大当たり。
レストラン「フィギュルミューラー」
外で待っていた数人の客の後に続いて入ったら、店内はもういっぱい。それでも10分ほど待ったら無事座れた。
この店はなぜかわからないがビールが無い。シャルドネワインを注文。
周りで食べている皆さんのカツレツを見たら、巨大なので、全部食べられそうにない。しかし1枚のカツレツを2人でわけるのも、どうもこの店ではみっともないようなので、小さいの無いかと見回したら、ちゃんとある。
「ハーフサイズ」とサラダを注文。

カツレツの肉は元々は仔牛を使うのだが、最近は豚肉もかなり使う。このカツレツも豚肉。一切れの肉を薄く大きく伸ばすのは「肉たたき」という道具で行なっていた。肉のスジを潰して柔らかく食べられるようにする。
大量に行なうにはこれは大変で、食肉専門店やかなりの量を使うレストランなどでは、テンダーマチックという機械を使う。パイプにマイナスドライバーじょうになった刃がハリネズミのようについているのが2本、噛みあうように回転していて、その上から肉の切り身を落とすと、スジが一気に切れる。これを縦横2回ずつでもかければ縦横無尽にスジが切れ、平たく伸びる。

来た「ハーフサイズ」もかなり大きい。
レモンをたっぷりかけて、1切れカットする。肉を薄くたたき伸ばしてから揚げたカツレツだ。さっぱり揚げられている、油っこくない。レモンをかけるというのがミソだ、さわやかな味になる。カツレツの巨大スナック、といったところか。
ここのシャルドネは、少し甘口で、アルコール度は10.2%と軽い。これがこのカツレツと実にマッチする。良くまあこういう組み合わせが出て来たものだ。歴史の店、老舗なんだなー。
サラダの野菜は全て味があって美味しい。土が豊かなんだろうな。

2007年3月6日火曜日

サーモンと、カツ丼と、蕎麦





こんな組み合わせは考えられないが、とにかくそうなってしまった。
サーモンのグリルは、サーモンの肉に落ち着いた風味のチーズを乗せ、ポテトを小さくカットしてこれも乗せ、これを更にパンに乗せ、小さなケーキみたいになったのを頬張る。うーん、すごいボリューム。
ワインをつるりと口に含み、ころころ転がして香りを出し、十分味わってから飲み込む。口の中がワインできれいになり、再びサーモンとチーズとポテトの豪華ミニサンドイッチ。
これを繰り返していたら、残念ながら無くなってしまった。
隣のカツ丼が半分残っているので、食べるかどうか聞いたら、もうおなかいっぱい、と予想通り言うので、そうかそうか、ではもったいないから食べてあげようじゃないか。
豚カツがつがつ食べ、ワインもお代わりし、すっかり満足して気が付いたら、蕎麦がまだあった。
蕎麦に、ワサビをたっぷり乗せ、細切りした海苔を振りかけ、汁をぶっ掛け、ズズッとすすり込んだら、ワサビの塊が入ってきて、辛さにゲホゲホいい、これではおっさんじゃないかと反省しつつも、この蕎麦実に美味い。
ウイーンのお菓子は有名で、この機内食のお菓子も見事なものだ。普通は甘いの食べないのだが、このかわいいケーキを見たらちょっと試してみたくなり、一口食べたらこれも美味しい。全部食べてしまった。
もういい加減にお終い、のつもりだったら、食後に赤ワインはどうかと持ってきた。意志に逆らい、いや、正直に一杯もらった。
これはメルロー系のようで、さわやかな中にコクもあり、これも良い。
ああ、美味しかった。オーストリア航空、お勧めです。

2007年3月5日月曜日

オーストリア航空の機内食




機内食を積み込んだオーストリア航空のウイーン直行便は、成田発午前11時40分。ゲートを出た時時計を見たら、1分のくるいも無かった。さすがドイツ語圏、がっちりしている。
上空で落ち着いてから早速飲み物のサービスで、もちろんまずビール。来たら黄色いパッケージで、オーストリア製。さて、初めて飲むオーストリアンビールの味はというと、美味い、素晴らしい。
シュニッツエルを噛りながら、ビールはすぐに無くなってしまった。おかわりをすぐ、と思うが、満席のエコノミークラスではなかなかそうはいかず、同行者の頼んだ白ワインを「ちょっと味見させて」
これも美味しい。辛口の濃いめのワインで、しゅるしゅると入ってしまう。
「さかな? とんかつ?」
魚はサーモンをチーズでグリルし、豪快にカットしたポテトも一緒に焼いてある。
カツ丼は丼が皿になっただけで、そのまま本物の豚カツ。
一つずつ頼み、両方味わおう。
アペタイトとして、スモークサーモンとスモークチキンが春雨の上に乗っている。スモークサーモンはでかく、2切れも入っているではないか。
1切れ丸ごと食べちゃうんじゃもったいないので、箸で3切れに分け、まず最初はそのまま食べる。濃厚な味でスモークも最高。今まで食べた中でも最高レベルだ。これがエコノミークラスの食事とは、オーストリア航空、ファンになろう。
次の一切れは、小さくちぎったパンに乗せてみた。
パンは密度しっかりの重量パン。サーモンと良くあう。オーストリア白ワインにぴったりだ。

2007年3月4日日曜日

フライトケータリングの積み下ろし



フライトケータリング、機内食の積み下ろしは、ジャンボ機の高さをうまく利用している。機内食工場は普通二層構造になっていて、1階で飛行機から積み下ろした食べ残し、食器を入れ、ゴミを捨て、洗浄消毒した食器類を2階に上げ、2階で調理した料理を盛り付けて、そのまま2階からリフトアップしたトラックのコンテナーに入れる。リフトを降ろし、そのまま飛行機まで運び、ジャンボ機に横付けにしたらリフトアップして、機内に積み込む。
機内食工場によって、この1階と2階が反対になっているところもある。
この方式によって、工場内はしっかりとゾーニングされる。
1階に食器の戻りがある工場では、1階が汚染ゾーン、2階が食材を下処理し、調理し、盛り付ける準清潔ゾーンと清潔ゾーンになる。
盛り付けられた料理は、金属探知器を通ってから準清潔ゾーンに入り、仕分けられたあと、冷蔵庫に保管されて出荷を待つことになる。
1階と2階でゾーニングがはっきりしているので、交差汚染の危険が少ない。
この方法は、機内食工場だけでなく、一般の食品工場でも応用出来る。

2007年3月2日金曜日

築地市場に入っている船



築地にはもう船なんて入ってないと思っていたらそうでは無く、毎日2船が入っている。
とはいっても漁船では無く、生け簀を設置した船で、大きな生け簀が8つ備わったのと、船ごと生け簀になっているのだ。
伊豆七島の島々からと、関西方面から来るようだ。
ここまで船で活魚で運ばれ、陸揚げされると同時に絞められる。
いわゆる活け締めだ。
魚にとっては、トラックで転がされて運ばれるより、海と同じ揺れの船の方がストレスは無いのかもしれない。

肉も魚もストレスがある中で絞められると、肉が美味しくなくなる。
食肉の場合、牛なら「ダークカッティングビーフ」と呼ばれて、肉の色が悪く、味も良くなくなってしまう。
マグロは釣られたあとうまく絞めないと、価格が安くなってしまうので大変だ。専用の道具がある。
ヒラメなどは眉間のところを突いたあと、脊髄をピアノ線のような道具で抜く。

築地に入る活魚は、深夜岸壁横で絞められ、仲買いに運ばれる。
はるばる船でゆったりと運ばれたあと、残念ながら陸揚げと同時に昇天してしまうわけだ。おかげで我々は美味しい魚が食べられる。
ありがたいありがたい。

2007年3月1日木曜日

築地市場の「かとう」


築地の魚卸売市場でセミナーがあり、講演前に視察した。
これは世界的にも巨大な市場だが、5年後、辰巳に移転する。
今回はそれも視野に入れた、市場での衛生管理勉強会だ。

築地市場は確か32年前、研修もかねてしばらく朝の5時から昼までいたことがある。
朝早くから仕事しているので腹が減り、昼前に市場内の食堂街に行って、ガツガツと飯を食っていた。
よく行ったのは定食「かとう」。名前が一緒なので親近感があり、美味しかった。
最初この店に入った時、柱に不可思議な札が貼ってあることに気付いた。

「朝からの 飲酒はやめよう 東京都」

築地に一番早く出勤するのは深夜0時頃、終電で出勤する人もいる。そして、仕事が終わるのは朝だ。だから、仕事が終わって一杯、やっていてもいいんじゃないかと、変に思ったわけだ。
今日、市場を見回ったあと、この食堂街に行ったら、なんと、定食「かとう」が、全くあの頃のままあるでは無いか。
なつかしかったー。
端にある寿司屋には一般客が長蛇の列。多分雑誌かなにかで紹介されたのだろう。
築地市場は、海外からの観光客の人気コースになっている。早朝のマグロの競りが人気で、そのあと場内を歩く。市場の皆さんは邪魔がっているが、東京の宣伝にもなるので、仕方ないだろう。私も海外の都市で市場を見るのが楽しみだ。ただしかし、築地はもう少しきれいにしていてほしいねー……