尻屋崎から北西、恐山の北、下北半島の奥深くに薬研渓谷と温泉がある。
奥入瀬は全国的に有名だが、ここはあまり知られていないようだ。
この渓谷も紅葉いっぱいで、細いながら舗装道路の突き当たりには「カッパの湯」というのがある。
渓谷の流れがさらさらと響き、風がそよそよ流れる中を、温泉の湯がジョウジョウと。
3時間かかっていつも泊まるホテル青森にチェックインしたら、すぐに斜向いにあるこれもいつも行く居酒屋「
郷土料理だるま」
黙々と仕事をする大将と焼き方の女将だが、話しかけると朗らかに対応する。青森の人だね〜〜〜
ここの名物はキンキン(キンキ)で、名物の意味は巨大さ。
ホタテの貝焼き味噌は、大きなホタテの貝殻を器にして味噌ソースでホタテと野菜を焼き煮する。
ホタテを食べながら、横目で女将がでっかいキンキンを焼いているのをちょろちょろ覗く。
出て来たキンキン、でっかいね〜〜〜
普通の皿では入らないので、大皿にどっしりと盛りつけられている。
さあ、骨の隅々までしゃぶるか!
青森の宵は、ガツガツと骨を齧る音でふけていった。
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